この記事は、前回の記事を読んでレスをつけて頂いた方々へ、今の私の正直な気持ちをお伝えしようと思って書きました。主にマビノギでお世話になっていたギルド遊友会のメンバーに宛てています。
正直に言います。「休止」という言葉を使いましたけど、本当は「引退」しようと思っていました。理由は前回の記事で散々書きましたけど、運営への不信感です。マビにやってくる前にプレイしていた大航海時代Onlineとは比べ物にならないほどの対応ぶりがどうしても我慢できなくて。
それともう一つ、ギルド内での私の立ち位置みたいなものも。以前にもやっぱり似たようなことで一時期悩んでいた事がありまして、その時は克服できたと自分では思っていたのですがやっぱり心のどこかに残っていたみたいで。私はギルド内で影のような存在なんじゃないか、そのくせ私はいつも余計な事をしたり余計な一言を言ったりしているんじゃないか。自分は親切心のつもりで何かアドバイスしたとしても、実は余計なお節介だったんじゃないか。元々リアルでもあまり人付き合いが上手というわけではない方なので、そういうコンプレックスのようなものをいつも抱えているんです。
そんな色々なものが一斉にのしかかってきて、突発的に休止宣言を出してしまいました。
でもみんながこうやってコメント付けてくれるのを見ていたら、本当に私が取った行動は正しかったのかと疑問に思うようになってきました。いつものように短気を起こして、勢いに任せて動いてしまっただけなのではないか。もっと冷静になれなかったのか。みんなはこの状況をじっと耐えているのに、私は一人でそこから逃げ出しただけなのではないか。
そしてみんなはちゃんと私の事を見てくれていたのにも拘らず、私はそれに気が付かずに相談もせずにいきなり動いて、みんなに寂しい思いをさせてしまった。それは、思い上がりかもしれませんけど。
なんだかね、恥ずかしいですね。リアル年齢はおそらくギルドの中でも最高齢の部類に入ると思うんですけど、年下のみんなにこうやって励まされて元気付けられて。本来なら逆の立場にならなければいけないのに。歳がどうこうなんてものはくだらない問題だなんてタクトン辺りが言いそうですが、でも私もいい加減大人にならないといけないですね。
以前私が言ったお気に入りのセリフ「世の中に不満があるのなら自分を変えろ。」を実践することなく私はマビを去ろうとしました。今ならまだ間に合うかな。もうちょっと、あと暫くの間マビを離れていようと思います。私も一応そこそこの時間生きている人間ですので、自分から遠ざかって初めて見えてくる何かがあることは知っています。それは、多分殆どがいいものであることも。それを存分に溜め込んでどうしても戻りたくなった時、その時はまた遊友会にお邪魔させてください。
P.S. そういうことですので、大航海のウエ○さん、それからスピ○さん(ここ読んでるかな…)、ごめんなさい、大航海時代Online完全復帰はナシになりそうです。復帰祝いまで頂いてしまったのに申し訳ありません。でもできれば定期的に顔は出そうと思いますので…。
- 2009/07/03(金) 23:23:52|
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ここ暫くあちこちのサーバーで障害が発生しているようですね。我らがトリアナサーバーでも先日あるチャンネルに障害が発生しました。マビのシステム全体がなにやら危険な状態にあるような気がしてなりません。
丁度1ヶ月くらい前、課金状態が反映されなくなるなんていう障害が起きましたけど、私丁度そのとき本当に課金が切れたんですよね。で、障害が直りましたというアナウンスがあった直後に私のファンタジーライフクラブが期限切れになってしまい、「他の人は直っているのになんで私だけ直っていないんだ!?」などと焦った記憶が。
私はこれまでそういった類の障害で実害があったことはなかったのですが。先日遂に来ました。チャージした筈のネクソンポイントが反映されていないという症状が。入金してから丸1日立っても反映されていなかったので、とりあえず報告を出しておきました。現在回答待ちです。
先日はギルドチャットでその辺りの話題が登りまして。サーバー機の老朽化の話とか、マビの将来はどうなるのかとか。そして、運営の対応についての不満とか。私も丁度色んな出来事が重なりまして、マビをもし去ることになったらどうしようか等と考えてしまいましたよ。
もしこのポイントチャージの件で対応できませんなどという回答がネクソンから返ってきたら、私は多分マビを去ると思います。そうならない事を祈っていますが…。
愛用しているヘテロカイトシールドと打ち刀を見る度に、これを作ってくれたギルメンの無念を思い出します。今なら彼のその無念が分かるような気がしますね。
追記:
問い合わせから1日経過しましたが、運営からの反応はありません。調査に時間がかかるのは重々承知していますけど、客商売なんだからせめて「調査中だから少し待ってて」のテンプレメールでいいから欲しかったですね…。今日もう1回催促の問い合わせを出そうかと思っています。これで返事が来なかったら…いよいよですかね。
更に追記:
色々と考えて、このたびマビを休止することにいたしました。私のマビの運営に対する不信感はMAX状態なのです。今に始まったことではなく、ギルメンが誤BANされた時からです。
まだマビを楽しんでいるユーザーがいらっしゃる中このようなことを書くのは気が引けるのですが。昨今のサーバー障害、課金障害、ユーザー同士の揉め事に対する運営としての姿勢、トラブル発生時の処理の仕方、そして私の問い合わせに対する反応、何から何まで安心できなくなったというのが正直なところです。ゲーム自体の仕様は他に類を見ないほどの完成度なのに、それが残念でなりません。
今までお世話になった方々、ブログ繋がりで知り合った方々、そして、ギルド遊友会の面々、今まで私のような人間に付き合って頂いてありがとうございました。またいつでも帰っておいでとまで言って頂き、ありがとうございました。
書き物も途中で中断する形になってしまい、申し訳ありません。水月のお話は、もしまた再開することがあればその時また書こうと思います。
本ブログのマビノギの記事は今回までとなります。今後は、古巣の大航海時代Onlineに戻るつもりでおります。次回からはそちらの記事を書こうと思います。
- 2009/06/29(月) 23:50:18|
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というわけで、先週末に第7回ブロガーの集いに行って参りました。前回の記事で間に合うゾ!などと書いておりましたが、いざ家に帰ってみると出迎えてくれた相方がぽつりと一言。
「なんか、メールが送信できないんだけど…。」
NO! CATVのモデムまでにはパケットは来ているっぽい。のですが、無線LANルーターがなんだか延々リトライを繰り返しているようなLEDの動き。相方のPCは通信できないので、私のiPod touchから試してみたらやっぱり通信できず。こ…の……
こういう大事な時になにストライキしとるんですかあなた。 頭に来たのでルーターの電源をぶちっと切ってそのまま食事とお風呂へ。お風呂から上がったらルーターの電源を入れて暫く放置。
回復。 今度仕事をサボったら売り払うから覚悟しておきなさい!
で、いそいそとマビを起動してマリーサーバーへ。キャラは会場脇に待機させておいたので、そのまま会場へ。しかし、しかしですよ。23時過ぎにログインしたのでもう殆ど内容は終わりに近い状態。
しかも例によってスクリーンショットを撮り忘れる。 あっという間に本編終了。次回第8回は9月の開催となるそうです。次回こそは…次回こそは!
でですね。
このブロガーの集いの最後に表彰式があるのですが、これからの活躍が期待される新人ブロガーさんに送られる………賞の名前を忘れてしまいましたが、そういう賞があるのですよ。受賞された方には景品と共に、
大量の木の実を採集する という罰ゲームがありまして。大抵はその場にいた観客の殆どがお手伝いするのですが、なぜか今回は忘れられたように2〜3人しかお手伝いがいなかったようなので、なんだか可愛そうになってお手伝いしてきました。
が。
殆ど育てていないキャラなのであっという間にスタミナが底を尽きる始末。 パラディン変身だけはできるので、それでなんとか凌ぎましたよ…。そんなこんなでようやく目標個数をゲットされたようです。あとは例によってキャンプファイアを焚いてみんなでシェアリング。私なんてもう、恐ろしい体型になってしまいました…今度マリーサーバーに行く時には即座に転生しないと街中歩けません!
今回は本編よりも木の実集めの方が私には充実した時間になりましたね^^;。顔見知りではない人とお喋りしたり一緒に作業をするなんてシチュエーションは、マビに来てからめっきり減ったような。すぐにギルドに入ってしまったからというのもあると思いますけどね。
普段無口であまり人と喋らない私にとっては、こういうイベントはいい機会なのかもしれませんね。
- 2009/06/29(月) 23:34:40|
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つい先程仕事場を出まして電車に揺られながら携帯から書き込みです!
非常に打ち辛い!
新型の携帯が欲しくなります!
さて前回の記事にも書きましたが、今日はブロガーの集いです。
20時過ぎに仕事場を出たので帰りは22時、ログインはおそらく早くて23時頃になりますかねえ。
まだ間に合う!希望を捨てるな私!
電車の中で寝過ごさないようにしないと…w。
- 2009/06/26(金) 20:29:24|
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ぽえってぃさん主催、ブロガーの集いがマリーサーバーで開催されます。
私がマビを始めて間もない頃第1回目が開催され、今回でこのイベントも2周年記念となるわけですねえ。趣旨は、イベント名からもお分かりの通り、マビノギブログを書かれているブロガーさんと読者さんとの接点を作るきっかけを作ろうというもの。ブログを書かれている方、読まれている方、ブログに興味のある方が対象ということになりますかね。
私も一応ブログ…
なのか文字の羅列なのかよく分からないようなものを書いている身として参加してきます。が、ステージに上がるかどうかは…というか、上がれるかどうかはかなり微妙です。当日仕事の関係で帰宅が遅くなりそうなのです。おそらく、仕事が終わるのがどんなに早く見積もっても19:30。今の仕事場から家まで確実に2時間かかるので、家に帰るのは21:30。それから夕食を取ったりお風呂に入ったりとなんだかんだでログインは22:30。
もう半分終わってますよ! ただまあ、少し前の記事にも書きましたけど、最近は相方が起きていてもログインできるようになったので、
ログインしたら既に終わっていて罰ゲームの木の実落としだけ参加みたいなことにはならないと思いますw。
ここからは独り言。
この間ここにアップしている画像のリストをふと眺めたら、最近は背景に使っている画像しかアップしていないんですよね…。いかに画像を使わないで文字だけで記事を書いているかが浮き彫りになりました…。プレイ日記の時くらいは画像を貼り付けた方が読む方も楽しいでしょうけど、つい忘れるんですよね…撮影を。
- 2009/06/24(水) 22:28:48|
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初心者クエをなぞって話を書こうとすると、SNSの方で書いている書き物と話がダブってしまうんですよね。なので、こちらではあまり初心者クエには触れません。ちょっと違う切り口からティルコネイルの生活を描いてみたいとは思っていますが、あんまり長い事ここに滞在していてもネタがなくなってしまうので、近いうちにティルコを出るかもしれません。
相変わらずの破壊神っぷりをみせてくれるファーガスさんですが、今回はちょっと「鍛冶屋」っぽい雰囲気を出してみました。鎌とか採集ナイフとか、どうでもいいものはいつも完璧に仕事してくれるんですけどねえ…w。
全てのボルト魔法を教えてもらって暫く経ったある日、アイリがいつものように私の肩に腰掛けながら話しかけてきた。
「ねえご主人様。」
「ん?なに?」
「私のショートソード、少し刃こぼれしてきているみたいなんです。修理してもらえませんか?」
アイリはそう言うと、私が腰に挿しているショートソードを指差した。私はそれを引き抜いて眺めてみた。パララの光が刀身に反射して眩しく光る。一見したところ、特に刃がこぼれているようには見えなかったが、細かい傷や歪みなどが発生しているのかもしれない。武器の精霊が言うのだからおそらく間違いないのだろう。
「武器の修理というと…。」
「ファーガスさんですね。」
今まで一度も立ち寄った事はなかったが、アデリア川のほとりに鍛冶屋があるのは知っていた。ティルコネイルという辺境の村だからなのか、訪れる客を見ることはあまりない。以前学校のレイナルド先生が、ファーガスさんの腕は見事だというような事を言っていたので、きっと新品のようにしてくれる事だろう。
髭をたくわえた鍛冶師のファーガスさんは、店に設置されている炉で作業をしている。カン、カンという金属を叩く音が一定のリズムを刻んでいる。私は彼に近づいていった。
ど。
なにやら粘土を叩いたような鈍い音がしたかと思うと、彼は無言で飛び上がって手を押さえ始めた。その目には大粒の涙が浮かんでいる。やがて私がいることに気が付くと、彼は何事もなかったかのように背筋を伸ばし、大きく咳払いした。
「おや、初めて見る顔だな。何か御用かね?」
私に見えないように手を後ろに回してまださすっている。私は一抹の不安を覚えた。
「あの…これを修理して欲しいんですけど…。」
私が腰に挿していたショートソードを抜いてファーガスさんに手渡すと、彼はそれをしげしげと眺めた。
「ふむ…多少は使い込まれているようだが、それほど損傷しているわけでもなさそうだ。これなら修理作業はすぐにでも終わるだろう。お代は…。」
そこまで言うと彼はなぜか言葉を切って私の顔を覗き込んできた。私はたじろいで1、2歩後ずさる。暫く私の顔を見ていた彼は、何かを思い出したかのように頷いた。
「おお、あんたか、ラサ先生のところで熱心に魔法を習っている生徒は。まだまとまった収入もないだろうに、よく頑張っているな。武器の修理費を捻出するのも大変だろう。…そうだな。」
ファーガスさんが言っているのは、授業料の事だ。魔法の授業料は近接戦闘のそれに比べて遥かに高い。日々アルバイトをこなしながらようやく溜まったお金で授業を受けていたので、私の財布はいつも空っぽだった。
ファーガスさんは店の奥に引っ込むと、鎧を持ち出してきた。上半身を覆うタイプのものだ。
「このリングメイルを学校のレイナルド先生に届けてくれんか。そうしたら修理費をタダにしてやるぞ。どうだ?」
私はそのお使いを喜んで引き受けた。リングメイルを受け取ると、それを大事に抱えて学校へと向かった。
学校に到着すると、レイナルド先生は校庭にいた。いつものように陽太の戦闘訓練をしているのかと思いきや、一人の男性と会話をしていた。私はその男性に見覚えがあった。いつかダンバートン郊外で私がダイアウルフに襲われていた時、助けてくれた人だった。あの時腰に挿していた雷の形をした棒のようなものを今も所持している。
私は会話のリズムを崩さないようにと、恐る恐る話しかけた。
「あの…こんにちは…。」
不意に声をかけられたからか、男性は驚いたような顔でこちらを振り向いた。
「お?ああ、こんちは。」
「え、と…先日はありがとうございました…。」
とりあえずお礼だけを述べてみたものの、男性は何の事だかよく分からなかったようで暫くその動きが止まっていた。しかしやがて大きく頷くと、人懐っこい笑顔を向けてきた。
「ああ、あの時の子かあ。こんな所で会うとは偶然だね。」
「なんだお前、水月のことを知っているのか?」
レイナルド先生が男性に尋ねると、彼はうんうんと首を縦に振った。後ろに縛ったグレーのポニーテールがゆらゆらと揺れる。
「前にダンバでね、助けた事があったんだよ。…で、どうしたの今日は?」
彼からの質問に私はファーガスさんの仕事を思い出し、抱えてきた鎧をレイナルド先生に差し出した。ファーガスさんから頼まれた、と一言付け加えると、男性は呆れ顔になった。しかしそれは私に向けられたものではなく、レイナルド先生に向けられていた。
「先生さあ、まだ懲りてないの?絶対ヤバイって。またどこかへこんでるぜ、きっと。」
「仕方がないだろう、私はここを離れるわけにはいかないからな。他に修理できる人がこの辺にはいないんだ…。」
会話の内容から察するに、どうやら以前ファーガスさんに鎧の修理を頼んでどこかをへこまされている様子だ。レイナルド先生は鎧を仔細にチェックし始めた。目を皿のようにして隅々まで探りを入れている。すると横から見た皿のようだった目が、今度は上から見た皿のように大きく見開かれた。
「あああ!今度はこっちの肩当てが!」
「言わんこっちゃない。ダンバのネリスの方がよっぽどいい仕事するぜ。アルバイト代出してお使い募った方がよっぽど安上がりなんじゃねーの?」
「う…うむ……考えておこう…。」
がっくりと肩を落としたレイナルド先生だったが、やがて思い出したようにこちらに向き直った。
「すまなかったな水月。確かに受け取ったとファーガスさんに伝えてくれ…。」
尚も肩を落としたままのレイナルド先生と男性に別れを告げ、私は学校を後にした。
私が鍛冶屋に戻ると、ファーガスさんは人待ち顔で私の帰りを待っていた。
「お、戻ってきたね。それじゃあ約束通り、ショートソードの修理をしてあげようか。」
私は最初に来たときに感じたよりも何十倍にも膨れ上がった不安を抱えながら、ショートソードをファーガスさんに手渡した。彼は刀身から柄を器用に取り外すと、それを炉の中に入れる。私はその様子をじっと見ていた。やがて赤く焼けた刀身が炉から取り出され、金床に置かれる。そこにハンマーが真っ直ぐ振り下ろされる。
コォン。
ファーガスさんが鉄に新しい命を吹き込んでいく。宿った命は躍動し、甲高い金属音を響かせ、火花を飛び散らせる。
何度も形を確認してはハンマーを打ち下ろす。そんな作業をひたすら続けるファーガスさんの額から、汗が滝のように流れ落ちる。
やがてようやく納得がいったかのような満足げな表情になると、彼はいまだ赤く光る刀身を大きな桶に張った水の中に沈めた。一瞬、じゅっという音と共に僅かばかりの水蒸気が立ち上った。
それから暫くした後、私は新品同様になったショートソードをファーガスさんの手から受け取った。
「今回は会心の出来だったな。また困った事があったらいつでも来てくれ。」
今回「は」というのが妙に引っかかる物言いだったが、私は彼にお礼を言うと鍛冶屋を後にした。アイリが嬉しそうにショートソードに入ったり出たりしている。
もう少し、このショートソードには頑張ってもらおう。おそらくこのティルコネイルを出る頃には、私も少しは戦うことができるかもしれないから。それまでの間は。
- 2009/06/23(火) 22:08:00|
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G10ラスボス戦の覚え書きです。一応私も突破したという事で、戦闘の覚え書きを書いておきたいと思います。どうしても突破できない方の参考にもなるかもしれませんしね。ネタバレなので、続きから。
[G10ラスボス戦覚え書き]の続きを読む
- 2009/06/23(火) 22:05:29|
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戦闘訓練の話は当初は書くことを想定していなかったんですけど、どうもこれを書かないと水月は独り立ちできなさそうな気がしてきました。ただまあ訓練の話を延々続ける気もさらさらないので、適当に端折ってしまおうと考えていますが^^;。
まあこの辺で色々と伏線を張っておけば、後々ネタになるかなあという思惑もあったりしますw。
張っておいた伏線、忘れないようにしておかないとな…w。
翌日から私は早速学校に出向き、ラサ先生から魔法の講義を受ける事になった。魔法の源となるマナとその供給源、魔法の基本となる3つの元素、そして、覚えておいて損はないからとおまけでマジックマスタリの事も教えてもらった。ある程度の知識を頭の中に詰め込んだあとは、いよいよ簡単な攻撃魔法をという事でアイスボルトを教えてもらう事になった。教室の中で氷の矢を飛ばすわけにはいかないので、私とラサ先生は校庭に出てきた。
「氷の矢を作って飛ばすには、具体的に次の手順を踏むの。まず、マナの力を使って空気の温度を局所的に下げる。すると空気に含まれる水蒸気が結露して更に凍りつくから、できた氷の粒の形を整える。矢尻のように鋭くする事ができれば、攻撃力も上がるわね。」
そう言ってラサ先生は両の掌を合わせるようなポーズを取った。するとその掌の間に、小さな氷の矢が現れた。
「出来上がった氷の矢は、マナの力を使って自分の周りに浮かべておくといいわね。そして最後に、飛ばしたい方向とは反対の側から、マナの反発力を使って弾き飛ばす。…分かっているだろうけど、人に向かって飛ばしちゃダメよ?」
次の瞬間、氷の矢はまさに弾かれたようにラサ先生の掌から発射され、少し離れた地面に突き刺さった。周囲の土が火薬を破裂させたかのように弾け飛ぶ。これだけ見てもかなりの殺傷力があることが分かる。
「実際の戦闘では直接攻撃の手段にすることもできるけど、どちらかというと補助的に使われることの方が多いわね。アイスボルトを撃ち込むと殆どの相手は一瞬怯むから、その隙に次のスキルを用意したりとかね。勿論、修練を重ねれば直接攻撃に使っても十分使える威力が出せるようになるけど。…よし、それじゃあ実際にやってみようか。」
私は先生に言われるまま、見よう見まねで両の掌を合わせ、神経を集中させた。掌の内側が冷たくなってくる。やがてその狭い空間にもやが発生し、それが凝結していく。それを見て一瞬気が緩むと、出来上がった水玉は私の掌から落下して落ち、そのまま地面に吸い込まれてしまった。
私が先生の方を見ると、彼女はちょっと肩をすくめて苦笑いしてみせた。
「まあ最初だからね、こんなもんよ。でもね、最初の一発で水玉まで作れる人ってあんまりいないのよ。大抵は何もできずに終わっちゃうんだから。だから自信を持って。さ、練習練習。」
校庭の一角から勇ましい掛け声が聞こえてくる。その声がする方向をちらりと見ると、陽太がレイナルド先生の指導の下、木刀を両手で構えて素振りをしている。その表情は強くなりたい一心からだろうか、とても真剣だ。
私は前に向き直った。掌を合わせ、更に目を閉じて再び神経を集中させる。先程まで受けていたラサ先生の授業の内容を反芻してみる。魔法の力の源、マナ。多かれ少なかれマナは誰にでも宿っているという。その力を感じ取り、イメージし、形にする。両の掌の空気に含まれる水をかき集め、凍らせる。更に大きく、更に冷たく。
「すごいすごい、できたよ氷の矢が!」
ラサ先生の感嘆の声が突然耳に飛び込んできて、私は目を開いた。両の掌の間に、先程ラサ先生が作ったものの数倍の大きさはあろうかという氷の矢が浮かんでいた。
「よし、それじゃあ今度はそれを飛ばしてみよっか。私が言ったこと、覚えてるわね?」
私は片方の手を氷の矢を支えるように下に回し、もう片方の手を氷の矢の背後にあてがった。再び自身に宿るマナの力を感じ取り、その力を掌と氷の屋の間で弾けさせた。途端に氷の矢は急速に私の掌から飛び出していったが、ラサ先生の氷の矢ほどの勢いはなく、どすんと音を立てて地面に転がった。
「ん、ちょっと氷の矢が大きかったみたいね。大きいとそれだけ重くなっちゃうから、飛ばすのにもそれなりの力が必要になるからね。あとは氷の矢の大きさをうまく調整できれば完璧よ。すごいじゃない水月、たったこれだけのトレーニングでアイスボルトが扱えるようになる生徒なんて滅多にいないわよ!」
「あ…ありがとうございます…。」
私は先生に褒められたのが素直に嬉しかった。しかし、この世のものとも思えない極上の喜びのように感じて、逆に戸惑ってしまった。褒められたというだけなのに、なぜこんなに大袈裟なほどの喜びを感じるのだろうか。
その時、私の脳裏に何かのイメージが浮かび上がってきた。しかしそのイメージを捉えようとすればするほどそれは霞のように薄れていってしまう。まるで、つい先程まで見ていた夢を思い出そうとするとそれが消えていってしまうように。そういえば先日もこんな事があったな、と雨のイメンマハを思い出した。
「でも、できたからといって安心しちゃダメよ。常に修練を怠らないようにね。そうする事によって意識しなくても自然に魔法が使えるようになるし、威力や精度だって上がっていく。実戦で使うつもりであれば尚更だからね。…じゃあ今日の講義はここまでにしよっか。お疲れ様!」
私がアイスボルトをすぐに使えるようになったのがよほど嬉しかったのか、満面の笑みを浮かべてラサ先生は教室の中へと入っていった。私はそれから暫く氷の矢を作る練習を続けた。先生が最初に見せてくれたのと同じくらいの大きさの矢ができるようになったら、それを飛ばしてみる。確かに小さい方が飛行速度は出やすいようだ。しかし小さすぎると逆に威力がなくなってしまう。この辺りのさじ加減がちょっと難しいな、と私は思った。
パララが南に大分近付いてきたころ、陽太とレイナルド先生が校舎の方へ戻ってきた。陽太は大汗をかいてタオルで顔を拭っている。
「やあ水月、見ていたよ。ラサ先生にムチャクチャ褒められてたね。僕ももっと頑張らないとなあ。」
顔を拭き終わった彼はそう言うと、木刀を一振りしてみせた。腕の筋がそれに合わせて動くのが見える。レイナルド先生は会話を交わす私達を見て微笑むと、そのまま校舎へと入っていった。
「そういえばさ。」
彼は打撃練習用のダミー人形のすぐ脇の芝生に座り込むと、私に問いかけてきた。相当汗をかいたのか、またタオルで顔を拭いている。
「水月はどうして魔法を習おうと思ったの?アルビダンジョンで見ていたら、近接戦闘も普通にこなしていたみたいだけど。」
その時また頭の中に何かがフラッシュバックしてきた。相変わらずそのイメージを掴む事はできなかったが、その一瞬、何かを思い出しかけたような気がした。
「私は…。…自分が戦うよりも、他の人が戦っているのを援護する方が向いてるんじゃないかって…。そんな気がしたから。魔法だったらそれができるんじゃないかなって…。」
「…そっか。」
途端に彼のお腹がものすごい音を立てた。パララは真南に到達している。私達は顔を見合わせてひとしきり笑った。
- 2009/06/22(月) 22:24:06|
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で、このクエなんですけどね。行方不明になったNPCが巨大クモのすぐ脇にいるんですけど、「助けてください!」とか言いながらクモに殴りかかるわけなんですよ。
これが非常に鬱陶しい。
私の攻撃タイミングがずれるからやめて欲しいんですけど…w。かといって手を出さずにずっと殴らせていてもお互い被ダメージが1だから絶対終わらなさそうだし。アルビ脱出時に「こんな所にはいたくないから早く出よう」みたいな台詞を言うのですが、それを見る度に「キミが余計な事をしなければもっと早く出られるんですよ!」と悪態をつきたくなります^^;。
村人のすぐ脇には、クモがいた。私達が今まで見てきたものとは比べ物にならないほど大きい、巨大なクモが。
村人は私達に気がつくと大声で叫んだ。
「ああっ、助けに来てくれたのですか?」
そう言いながら目の前のクモに掴みかかり、殴りかかろうとしている。しかしその手は巨大クモに振り払われ、さらに前脚で薙ぎ払われて彼女は床に転がった。
「たっ、助けてください!」
そう言いながらも尚もクモに掴みかかろうとしている。
「…ねえ…。」
陽太がそっと私に囁きかけてきた。
「うん?」
「あの人さ…クモに手を出しているから殴られてるんじゃないのかな…?っていうか、助けて欲しいんだったらさっさと逃げてくればいいのに。」
「うん…。」
暫くその様子を眺めていた私達だったが、ふと最初の目的を思い出して彼女を助ける事にした。先程は私が大活躍したからと、今度は陽太が巨大クモに挑みかかることになった。彼は先程の私の動きをなぞるように、アタックとディフェンスで確実に巨大クモを追い込んでいった。しかしそこに村人が横から茶々を入れてくるので、アタックとディフェンスのタイミングが狂ってしまい、陽太はクモに弾き飛ばされてしまう。私が何度村人に離れるように言っても聞く耳もたずで、相変わらずクモに殴りかかろうとしている。今更気が付いたのだが、どうやらパニックを起こしているようだ。
私は荷物袋からまた赤いポーションを取り出すと、陽太がアタックでクモを弾き飛ばした瞬間を狙って素早く彼に近付き、目の前にポーションのビンを差し出した。彼がそれを受け取ったのを確認して、私は逃げるようにその場を離れた。そしていまだパニックに陥っている村人を後ろから羽交い絞めにして、なんとかクモから引き剥がした。
こうなればあとは持久戦になる。陽太はこの巨大クモとの戦闘で完全にアタックディフェンスのタイミングを掴んだようで、目に見えてミスが少なくなり、最後には完全に巨大クモを倒してしまった。
「すごいよ陽太、あんなに大きいクモを倒しちゃうなんて!」
思わず自分でもびっくりするくらいの大きな声で叫ぶと、彼は少し照れたように頭をかいた。
「水月が途中でポーションくれたからね。助かったよ。あれがなければちょっとやばかったかもね。」
それから二人で後ろを振り向くと、村人の女性はまだ少し怯えている様子を見せていた。
「クモが…クモが…。」
「大丈夫ですよ、ほら、クモは僕達が退治しましたから。ここから出ましょう。」
私達はまだパニックから抜けきらない彼女を連れて部屋の奥に据え付けてある女神像の元へ行き、それに触れた。途端に一瞬体が軽くなり、気がついたら入り口のロビーに私達3人は転送されていた。
トレボーさんの元に辿り着く頃には、女性のパニックもようやく収まっていた。
「よし、お疲れさんッ!どうだアルビダンジョンは、大変だったか?まあこれから精進していけば、この程度のダンジョンは軽く突破できるようになるからな。頑張るんだぞ!」
周囲の空気が崩れんばかりの彼の大声を背に、私と陽太は村の中心部に向かって歩き始めた。女性はあとでトレボーさんが護衛して家まで連れていく事になったので、安心して任せる事にした。
「ふう。」
陽太が大きく深呼吸をした。私もそれに倣って深呼吸してみる。パララが山の向こうに沈もうとしている。空全体が赤と青のグラデーションを作り出し、その色の対比がとても鮮やかだった。
「今日は大変だったねえ。でも、これはこれで楽しかったかな。水月はどうだった?」
突然話を振られて私は一瞬口ごもった。私は先程の巨大クモとの戦闘で、何かを感じていた。うまくは言えないが、何か考えなければいけないことがあった。
「えっと…あのね。」
確かにショートソードを振り回して彼と一緒に戦闘するのは、一人で戦うよりも数段心強かった。しかし、私は剣を振るのとは違う戦闘術を模索したかった。自分も矢面に立って二人で道を切り開くのではなく、誰かが道を切り開くのをサポートする為の戦闘術。それを模索したかった。
「私…魔法を習ってみたい。」
「え、魔法?」
「うん、魔法。どうすれば習えるんだろう…。」
「う〜ん…僕もまだここに来たばかりだからなあ…。」
するとアイリが唐突に目の前に現れた。その目にはなぜか既に諦めの色が宿っている。私に何かを言おうとしたがどうせ聞き入れてはくれないだろう、そんな表情だ。
「一応忠告はしますけど…。」
私が想像した通りの台詞がアイリの口から洩れ出てきた。
「魔法を習うのもそして使うのにもそれなりのお金がかかりますよ?それを覚悟の上なら、明日の朝にでも学校に行ってみてください。ラサ先生が魔法の基本を教えてくれる筈です。」
「そう…ありがとう、アイリ。」
私が礼を言うと彼女はにこりと笑ってショートソードの中に消えていった。
「よし、それじゃあ明日から水月は学校か。僕は…そうだな、僕も学校で戦闘の指南でも受けようかなあ。」
パララが完全に沈んで、東の空からイウェカが顔を覗かせてくる。遠く崖の下では、私達がここにやってくる時に通ったムーンゲートが青白い光を放っていた。
- 2009/06/18(木) 22:35:10|
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週末にギルメンが多く集まってきたのを機に、ギルドストーンに集まって記念撮影をしました。で、その時にふとした話の弾みから「合奏をやってみたい」という提案が。メンバーの一人(誰だったっけ…^^;)が某MMLサイトから合奏用の楽譜を作成してくれました。そして楽器演奏を上げているメンバーが演奏係。私も仲間に混ぜてもらいました…が、どうも
自分で気がつかないまま楽器を処分してしまっていたらしく、あったのはいつも持っているリュートのみ。ウクレレだとかマンドリンだとか、打楽器系とか、ちゃんと青を揃えていたのにも拘らず。確かに一時期インベントリが圧迫されて打楽器系を処分したような記憶はあるのですが、でも今はペットのインベントリ空きまくっているんですよね。謎だ…。
そんなわけで、他のギルメンから楽器を借りまくってギルド内演奏会に参加させて頂きました。選曲は完全にお任せだったんですが、ロックやクラシックが主でなんだか非常に新鮮でした。
というのはですね。
最近私はあんまり他サーバーの演奏会を見に行っていないのですが、その理由は「ゲームやアニメの曲が殆どだから」なんです。勿論、クラシックなどの他のジャンルを選曲される奏者の方、完全オリジナル曲を用意される奏者の方もいらっしゃいますが、それは一部の方のような気がするんですよね。だから周囲が盛り上がっている中一人置いてきぼりを食らっているような気がして、最近は演奏会もご無沙汰なんです。
それだったら自分でそういう曲を演奏してしまえということになるんですが。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私は人前で演奏する事はまずありません。前述のように、仲間内で演奏してみようみたいな話にならない限りは。それに、一応MMLをかじっている身ではありますが、マビで遊ぶ時間を取るのが精一杯の現状では、MMLを自分で起こす時間も取れないのが現状ですので。
私は元々マビには「演奏する」のが目的で来た筈。しかし今は初心を忘れてスキル上げの日々。ついでに放浪釣りもw。楽器演奏をするのは、ごく稀にふと思い立ってぽろぽろと弾くくらいになってしまいました。
仲間内でわいわいと騒ぐのも楽しいもんですが、どうせ放浪釣りで一人でぼけっとしているくらいなら一人の時に静かな曲でも演奏して、心を癒してみたいものです。というわけで、放浪釣りのルールをちょっと変更して放浪演奏釣りにしてみたいと思います。
その前に、楽器全種また集めておかないとな…。
- 2009/06/15(月) 22:57:16|
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今回の話は、現在のチュートリアルクエでもかなり始めの方のクエの話です。ここで降って来た順番にクエストをこなそうとすると、ディフェンスがなくてどえらい事になります^^;。そうなるとマビ初心者は絶対ここで詰まると思うので、できれば直して欲しいんですけどねえ…。
私は瞠目していた。目の前には虫とは思えないような巨大な生物が徘徊している。しかしその形状はどこからどう見てもクモだった。明らかにクモだった。それがなぜか下手なイヌよりも大きく見える。
「ご主人様、構えて!来ますよ!」
私はその声を聞いて、咄嗟に両腕で体をガードする姿勢をとった。激しい衝撃が両腕にかかるが、思ったほどダメージにはなっていない。多少痺れた程度だ。
「すぐにアタックを!」
腕を下ろすと、目の前にいるクモが攻撃を弾かれてバランスを失っている。私はショートソードでその大きな虫に斬り付けた。
「ディフェンスを!」
アイリの指示通り、私はアタックとディフェンスを交互に繰り返していた。無我夢中とはこういうことを言うのだろう。気が付くと、いつの間にかクモは倒れて動かなくなっていた。
「やりましたねご主人様、できたじゃないですか!」
アイリの嬉しそうな声を聞いて私も嬉しくなった。しかしその時、激しいうめき声が聞こえて私は再び緊張感を取り戻した。視線を巡らせると、クモに弾き飛ばされ片膝を突いた陽太の姿があった。壁際に追いやられ、ディフェンスの構えを取る間合いも失ってしまっているようだ。
「陽太!」
私はそのクモの動きが鈍くなったのを見て取ると、そのまま走り寄ってショートソードで斬り付けた。しかしクモはあろう事か私の攻撃を素早い動きで受け止め、バランスを崩してしまった私に対して攻撃を仕掛けてきた。私は堪らず弾き飛ばされ、床に転がった。
「ディフェンスですよ、ご主人様。」
アイリがショートソードの中から声だけで呼びかけてくる。
「クモが何かスキルを使ったようならよくその動きを見てください。ゆっくりとした動きをしていたのならばディフェンスを使っています。ディフェンスを打ち破るにはスマッシュが有効ですよ。」
私を弾き飛ばしたクモは、ゆっくりとした動きでこちらに向かってきている。アイリが言った通り、ディフェンスを使っているのだろう。私は神経を集中してクモの動きをよく見た。頭部のすぐ後ろが気のせいか光っているように見えた。
私は走りこんでショートソードをその光っている箇所に思い切り突き刺した。深々と刺さったショートソードごとクモの体を持ち上げ、片足で蹴り飛ばすと同時に剣を引き抜く。クモはそのまま床に落ちて動かなくなった。
「陽太!」
私は片膝をついたままの状態の陽太に駆け寄った。彼は肩で息をしていたが、思ったほどダメージは大きくはなさそうだった。私は以前アルバイトの報酬としてもらった赤いポーションを荷物袋から取り出し、彼に差し出した。
「サンキュー。」
彼はそれを一気に飲み干すと、そのまま仰向けに寝転がった。生命力が回復しても、疲労までは回復しないらしい。
「水月、ありがとね。まさか君に助けられるとは思わなかったよ。意外と強いんだねえ。」
「…そうなのかな…。」
私は自分が強いなどとは思っていなかった。先日のイメンマハでは、クモを相手になす術もなく攻撃されてばかりいた。今日はクモを撃退する事ができたが、それはアイリが的確な指示を出してくれたお陰だった。そうでなければ、とても一人で戦える自身などなかった。
「その指示通り動けただけでも僕から見れば大したもんだよ。僕はまだまだだね。これからもっと練習しなくちゃ。…そろそろ行こうか。」
私は立ち上がって彼に手を差し伸べた。いつかイメンマハで私を助けてくれた、あの戦士のように。陽太は一瞬私の顔を見て、それから私の手を掴んで立ち上がった。その手が妙に暖かく感じた。その暖かさが手を、腕を通って体全体に染み入ってくるような、そんな感覚を覚えた。私は人を助ける事ができたという嬉しさと、人と一緒に行動できているという嬉しさで心が満たされていくように感じた。
少し進んでは休憩し、また少し進んでは休憩し、という事を繰り返してダンジョンの最奥部と思える扉の前までやってきた。今までの扉とは違う、大きな錠前で鍵がかけられた扉。先程見つけた赤い大きな鍵でこの錠前が開くに違いない。
陽太が錠前を外した。そして扉に手をかける。
「開けるよ。いい?」
私は無言で頷くと、陽太は扉を一気に開け放った。中を覗き込むと、トレボーさんが言ってたと思われる村人の姿があった。そしてそのすぐ脇に。
見たこともないような動物がいた。
- 2009/06/12(金) 22:17:56|
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SNSの書き物でも感じたことなのですが、登場人物が一人だけというのはかなりキツイですね(アイリはマスコット的存在と位置付けているので、あまり話の展開に影響させる事ができないんです)。でも前回から登場した彼のお陰で大分ラクになりそうな雰囲気です。どこまでの付き合いになるかどうかは分かりませんが、まあ暫くは彼と一緒に行動する事になるんでしょうね。
翌日、私は早速陽太と一緒に行動を開始した。どうやら陽太が、フクロウが持ってきた便箋――フクロウ便でなにやら頼みごとをされたようなので、私もそれについていくことにした。村を暫く北へと歩いていくと、黒い鎧に身を包んだ男性が気を緩めることなく辺りを警戒している。彼の名はトレボーさんというらしい。
「おッ、早速来たな!」
黒いヘルムの奥から時折鋭い眼光が見える。しかしなぜかその体からにじみ出る雰囲気は、限りない緊張感と同時に何かが抜けているような印象を私に植え付けた。
「フクロウ便は読んだと思うが、先ほど村人が一人アルビダンジョンの方に歩いていくのを見かけてな。助けに行きたいのは山々なのだが、俺はここを警戒しなければならないのでここを離れる事ができない。そこでだ!」
トレボーさんはすうっと右手を振り上げるとそれを一気に振り下ろし、陽太の顔面を指で指し示した。びしいっ!という擬音が聞こえてきそうな勢いだ。
「お前に村人の救助を依頼したい!まあアルビダンジョンだからな、モンスターの類は一切出てこない。その代わり、少しばかり凶暴になった動物は出てくるからな、十分注意するようにッ!……それにしても…。」
トレボーさんは陽太にアルビダンジョンに入るための通行証というものを手渡しつつ、私の方をちらりと見た。
「お前ももう相手を見つけたのか。まったく…最近の若い連中はすぐに色恋沙汰に走るな…。だが俺はそれを否定はしない!アベックで行動というのも悪くはないだろう!」
「あ…あべっく…?」
トレボーさんの口から遠い昔に流行ったと思われる単語がぽろりと出てきた。私と陽太は一瞬顔を見合わせ、それから二人でトレボーさんの様子を暫く眺めていた。
「フッ…男はいざというときに女を守らなければならないからな…。それが男の使命!男の生き様ッ!ああ…ディリスさん…俺は、俺は…!」
陽太が私の服をくいっと引っ張り、指でアルビダンジョンの方を指し示してきた。私は頷くと、彼と無言でその場を離れた。アルビダンジョンへと向かう山道を登っていると、背後からなにやら叫ぶ声が響いてきた。
「おいッ、お前達!二人きりだからといって間違いなんか起こすんじゃないぞッ!」
何を間違えるのか一瞬よく分からなかったが、おそらく二人きりの時に武器を振り回すと相手に当たるから気をつけろと言いたいのだろう。しかし、陽太は何を勘違いしていたのか、その顔を赤らめていた。
ぽっかりと開いた岩肌の穴を潜り抜けると、そこは部屋然とした空間だった。ここは通称ロビーと呼ばれている場所らしい。中央に少し高くなっている部分があり、その脇には翼を生やし剣を突き立てた大きな女性の石像があった。このエリンの世界を守護する女神の姿らしい。部屋の奥には扉のようなものはなさそうだ。
「行き止まりなんだけど…ここで何をすればいいんだ…?」
陽太がそう呟くと、彼が手にしているショートソードに一瞬光が宿り、そこから小さな女の子が現れた。クリーム色の髪、少し尖った耳、手にした赤い本、そして背中に生えた剣の形の羽を持つ翼…アイリだ。
「その祭壇の上に乗って通行証を足元に落としてみてください。ダンジョンの中に入れますよ。」
彼女はそう説明しながら私がいることに気が付くと、更に説明を付け加えた。
「あ、ご主人様パーティを組んでるんですね。それならそちらの方も一緒に祭壇に乗って下さい。一緒にダンジョン内に転送されますよ。」
私がそれを聞いて祭壇に乗ろうとすると、私の腰にぶら下げていたショートソードからもう一人のアイリが飛び出してきた。腰に手を当てて機嫌があまりよろしくない様子だ。
「もう!せっかく私がご主人様に説明しようと思ってたのに…。勝手に私の仕事を取らないで下さい!」
私のアイリが抗議の声を上げると、陽太のアイリが反論してくる。
「なんでですか?私はご主人様にダンジョンの入り方を説明しただけですよ。悪い事はしていないと思いますけど。」
「でも、私のご主人様には私から説明するべきです。あなたはあなたの主人にだけ仕えていればいいのでは?」
まったく容姿が同じ精霊二人がそれぞれ自分が仕える相手をご主人様と言って争うものだから、かなり混乱する。私は段々と話についていけなくなり、仕舞いにはどちらが自分に付き添ってくれていたアイリだか分からなくなってしまった。
「はいはい分かった分かった。言い争いは後にしてとりあえずさ、ダンジョン入ろうよ。」
陽太が大袈裟に手を打ち鳴らして言い争いを中断させると、二人のアイリはお互いにぷいっとそっぽを向いてそれぞれのショートソードの中へと消えた。それを見て陽太は私に苦笑いしてみせると、祭壇の上に乗った。私もそれに続いて祭壇に乗ると、彼はトレボーさんから受け取った通行証を足元に落とした。
すると、一瞬体が浮くような違和感を感じた。しかしそれはすぐに治まった。特段何か変わった様子はないように思えたが、振り返ってみると先程ロビーに入ってきた階段が塞がれてしまっている。しかし、女神像の奥を覗き込んでみると、そこには先程まで何もなかった筈の壁に下へと降りていく階段が口を開けていた。
私と陽太は共にショートソードを構えると、下に延びる階段を下りていった。
- 2009/06/11(木) 21:40:38|
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G10が終了いたしました。半神化スキルも手に入れました。あまりにも硬すぎるハードラスボス相手に
約1時間半かけて。サンダー取得しておいてよかった〜。もし持ってなかったら一体どれほどの時間がかかっていたのか想像もできません。
今回「も」愚痴垂れ流し状態で、後から思い返すと相当みんな迷惑していたんだろうな〜…と。にも拘らず応援してくれたみなさん、本当にありがとうございます。特に
拓さん(仮名)にはホントにね、色々とアドバイス頂いて感謝しております。
で、取得したこの半神化、一体どういう場面で使うんだろうか…と色々と考えております。スキルの使用上の制限の理由から、パラディン変身のようにほいほいと使うわけにはいきません。
パラディン変身した上で半神化して、「似非チャンピオン」 などという遊びも考えたんですが、勿体無いですよね…。
- 2009/06/11(木) 21:35:57|
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先日やる気を起こして再開したG10なんですが。再び嫌気がさしてきてしまいました。まあまだ放棄するほどではないので続けますけど、次のクエ辺りでまたキレるかも^^;。
とりあえず先日キレかかったのが、ロンガ遺跡に突入するクエ(クエの名前は忘れてしまいました)。「簡単だよ〜」というギルメンのアドバイスに安心して単身突入したのですが、確かに簡単でした。道中は。ところがここのボスときたら…ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、とにかくとんでもない。というか理不尽というか。ギルドチャットで怒りをぶちまけてしまってホントに申し訳ありません…。
次のクエはまたハードの固い敵を突破してから騎乗戦をしなければいけないそうなんですけど、この騎乗戦に負けたらクエは最初からやり直しとか。この辺りでまたキレそうです、私…。
- 2009/06/09(火) 22:18:33|
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先日ギルメンでタラの影クエをしていたとき、拓さん(仮名)が半神化スキルを使用していたんですよ。
なんだかものすごいカッコいいんですけど!私も取得してみたい!
しかし半神化を取得するにはG10をクリアしなければなりません。私はいつかの記事にも書きましたけど、「ネヴァンの拓本を
うんたらかんたら」というハードソロ影クエをクリアできずにキレて「もうやらん!」などと放り投げてしまっているわけです^^;。
でもやっぱり半神化が欲しい…というわけで、マビのクライアントをダウンロードしている間に(またOSの入れ替え作業をしていたのです…)Wikiを眺めていました。
要は混合湧きとかアーチャー湧きになった場合に敵を一撃で処理できず、複数タゲを貰って死にまくっていたのが原因なのですよ。これをなんとかできればなあ…。一応位置取りはやっていたつもりなのですが、アーチャーのアイツが遠くから私を見つけて狙撃してきたような気が。一撃でぶっ飛ばす事ができれば楽なのですが、私の装備ではいくらスマッシュマスターといえどもハードな連中を一撃必殺なんて到底無理です。さてどうしましょうと色々考えていたのですが。
一つ思いつきましたよ。確実に攻撃を回避できると思われる手段が。
死んだフリですよ!
すっかりその存在を忘れていましたけど、余程の事でもない限り死んだフリで攻撃を回避する事は可能な筈。かなり時間はかかってしまうと思いますけど、これならば私でもクリアする事ができるかもしれません。
というわけで、まずは事前準備にクラッグカウのクエストでアラトの実を拾いまくってきました。それから、死んだフリを多用する事になるのでスタミナポーションもいつもより多めに。最近また木刀を使っていたので、火力重視で打ち刀も持ち出さないと。今回ばかりは二刀流で行きますよ。高火力で攻めないと時間がかかりそうですからね^^;。最後のゾンビ集団は、最近上げているゴーレムで処理しようと思います。こんなところで役に立つことになろうとは…。
身の危険を感じたらとにかく死んだフリ!これで行こうと思います。
ホントに大丈夫かな…^^;。
追記:
タラの影クエのBGMって、出だしを聴くとなぜかアーマードコアを思い出すんですよね。なんでだろう…w。
- 2009/06/08(月) 21:54:22|
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