紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


本サイトは「STOP RMT!!」プラチナリボン運動に参加しております。
STOP!! RMT

プロフィール

多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
 IDは苦手意識が強いため主にフィールドを歩いている。
 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

カレンダー(月別)

05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近のコメント

最近のトラックバック

最近の記事

カテゴリ

FFXIVプレイ日記 (37)
雑記 (67)
大航海プレイ日記 (396)
風の赴くままに (16)
バルシャで無寄港インド! (7)
くれは。世界を釣る! (13)
フィッシュハンターくれは。! (15)
管理人の大航海妄想劇 (4)
マビノギプレイ日記 (294)
イメンマハの水面に月は映える (13)
エリンを見つめる (52)

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

イメンマハの水面に月は映える 2曲目

 というわけで第2話です。このシリーズを始めようと思ったとき、基本的に一話完結で続き物にはしないと決めたのですが、いきなりそれを破ってしまいました…w。書いたボリュームがあまりにも大きくなりすぎて、2回分の文章量に…^^;。
 別に文字数制限があるわけでもないので1つにまとめてしまってもいいんですけどね、あんまり長いと読む方も大変でしょうから。それに、分割した方が回数が稼げますし。



 私は今日もイメンマハの町の片隅でリュートを片手に演奏の練習をしていた。目の前の公演箱には武器精霊のアイリが座り込み、あくびをしながら大きく伸びをしている。
 私の名前は水月(みづき)。このエリンにやってきて最初に訪れた村ティルコネイルで、聖堂のエンデリオン司祭からリュートを頂いてからというもの、ろくに戦士としての訓練もしないまま演奏ばかりして過ごしている。当初は出かける度に早くティルコネイルに戻れとか、戦士として一人前に云々と私に説教していたアイリも、やがて私が全然言う事を聞かないので諦めたのか、何も言わずについて来てくれている。
 「アイリどうしたの、ヒマ?」
 私は演奏の手を止めて彼女にそう聞いた。箱の上の小さな女の子は慌てたように取り繕うと、えへへっと笑った。
 「ごめんなさいご主人様、なんだか暖かくてつい。」
 彼女の言うとおりだ。最近少しずつ暖かくなってきているので、気を緩めるとつい眠たくなってしまう。私のつたない演奏をただ延々聴いているだけではあくびもしたくなるだろう。
 「少し歩こうか。気分転換に。」
 「そうですねえ。」
 私は公演箱をしまうと中央広場に向かって歩き出した。アイリはその私の肩に舞い降りて座っている。中央広場には噴水がある。その噴水からは透き通る水がパララの光を反射してきらきらと輝きながら流れ落ち、涼しげな音を奏でている。それを聴いているととても心が穏やかになるのを感じた。
 こういう音もあるのだな、と改めて感じた。もしこの音を、この感覚を、楽器演奏で表現できたらすごいだろうなとは思うものの、自分にまだそれだけの音楽的才能があるとも思えない。なによりもまずは楽器を意のままに弾けるようにならなければ、表現したいものも表現できない。
 そんなことを考えながら歩いていくと、後ろの方から馬の蹄の音が聞こえてきた。やがてその音は私のすぐ横を通り過ぎていった。栗毛の馬は騎手である冒険者を乗せたまま走り去っていく。
 その時だった。
 冒険者の懐から何かが転がって落ちた。駆け寄って見てみると、それは青い液体が入った瓶だった。
 「マナエリクサーですよ。」
 アイリが私に説明する。マナの基本的な供給源がイウェカの光しかないこのエリンの世界では、マナを回復させるポーション類は貴重な品なのだという。中でもこのマナエリクサーは一定時間無尽蔵にマナを供給する薬で、魔法士達に大変重宝されているのだそうだ。
 「そういえばさっきの人…。」
 アイリが頬に指をついて何かを思い出すような仕草を見せる。
 「腰に魔法のワンドのようなものを装備していましたよ。きっとこれ、あの人の大事なアイテムなんですよ。」
 「…そんなに大事なものなら届けてあげないと…。」
 私が瓶を拾い上げると、アイリはちょっと困ったような顔つきになった。
 「でもさっきの人、馬に乗っていましたよ。今から追いかけても間に合わないんじゃ…。」
 「…でも。」
 アイリの言う事はよく分かる。しかし大事なものを落としたのを黙って見過ごすわけにもいかなかった。私が物言いたげにアイリの瞳を見つめていると、彼女は諦めたように溜め息を一つついて中央通りの方を指差した。
 「分かりましたよ。行きましょうご主人様。さっきの人はあっちのほうに走っていきましたから、おそらくダンバートンに向かったのでしょうね。」
 私はリュートを背中に背負うと、青い液体の瓶を握り締めて中央通りを北へと走っていった。

 狭い崖道だった。多少の幅はあるものの柵の類は一切設置されておらず、万が一足を踏み外したら谷底に真っ逆さまという事態になることは容易に想像できる。慎重に歩きたい気分ではあるが今はそうも言っていられない。私の足は自然と小走りに動く。
 「そういえばご主人様はここ初めてですよね?」
 「うん。」
 私はティルコネイルを出た後、ダンバートンを通ってバンホールに辿り着いた。その後、センマイ経由でイメンマハに入ったので、この崖道は一度も通った事がなかった。アイリによれば、この崖道はオスナサイルというのだそうだ。本来の街道は私が辿った道なのだが、ダンバートンとの近道の為に山間部を貫いて作られたらしい。
 ダンバートンへの道を急ぐ私の目の前で道が急激に狭くなる。その丁度狭くなっている辺りになにか動物が群れを成しているのが見えた。褐色の犬か狼のように見える。
 「あれは…。」
 アイリが私の髪を引っ張って警告してくる。そして言葉にも出して注意を促してくる。
 「ダイアウルフですよ。ご主人様はまだ見た事がないと思いますけど、ティルコネイルの近くにもいます。普通の狼とは違って傍を通るだけで攻撃を仕掛けてきますから、十分気をつけて!」
 気をつけろと言われたものの、この状況でどこをどう気をつければいいのか見当もつかない。ここでもたもたしていても余計な時間を過ごすだけだと判断した私は、覚悟を決めてダイアウルフの群れの中へと飛び込んでいった。
  1. 2009/05/15(金) 22:25:20|
  2. イメンマハの水面に月は映える
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<イメンマハの水面に月は映える 3曲目 | ホーム | またAP不足の日々>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://fishingkureha.blog58.fc2.com/tb.php/569-266e2b05
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Twitter

FeedWind

RSS Feed Widget

カウンター


現在の閲覧者数:
無料カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。