紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
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 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

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イメンマハの水面に月は映える 4曲目

 さあてどんどん行きますよー。前回コメディタッチの話を書くと宣言しましたが、出来上がってみればあんまりコメディじゃなくなってしまったような気が…。やっぱり主人公がコレだと話全体の雰囲気もアレですねえ^^;。主人公の一人称視点で書いていますからね、どうしても影響が…w。
 それから今回はちょっと仕掛けを作っておきました。分かる人には一発で分かると思いますがw。ちなみに前回も仕掛けてあります。分かる人には一発で分かると思いますがw。



 イメンマハには人が殆ど来ない。それ故に、この町を拠点としている人はだいたい顔が知れている。私もここに来て数日経ったら、もう町の人の殆どが私の顔を知っていた。町自体は広いのに、コミュニティはまるで小さい村のそれと同じだった。
 私は朝日が昇ると同時にヒーラーのアグネスさんのアルバイトを受けて、それをこなしている。今回頼まれた仕事は彼女の薬の配達だ。配達先も街中だし、楽な仕事ではある。
 私はこうやって毎日アルバイトをして生計を立てている。日がな一日リュートを弾いているわけではない。いくら楽器演奏が好きな私でも一日中弾いていたらさすがに飽きてくるし、指も痛くなってくる。アイリなんてあくびをするどころか、公演箱の中に入り込んで寝てしまうだろう。
 「ん?ご主人様、呼びましたか?」
 私の目の前に突然アイリの顔が逆さまになって現れる。私の頭の上からこちらを覗き込んでいるのだ。
 「ううん、なんでもないよ。えっと、今回の薬の配達先は…と。」
 「ネイルさんですね。」
 その名前を聞いて胸の鼓動が一瞬高まった。私が憧れている音楽家。彼が広場で一人マンドリンを奏でているのを聴いて、私はすぐにその音色の虜になってしまった。陽気な物言いに反して何か物悲しげな雰囲気を匂わせる曲を奏でている姿は、何かしらの思いを内に秘めているように思えた。
 そんな話を以前アイリにした事がある。するとアイリは珍しく悪戯っぽく笑って私をからかってきた。
 「ふ~ん、ご主人様って、そういう陰があるタイプがお好みなんですか?」
 「え?…ん、ちがうよ、そんなんじゃなくて…。私はただ、ネイルさんの音楽が素敵だなって…。」
 そんな話をしていたものだから、せっかく憧れの音楽家に会うことができたというのに、逆に意識してしまって目を合わせることすらできず、要件だけ済ませてその場を立ち去ってしまった。もっとも、私の性格では普通に会っても会話をする事すらままならないと思うが。
 少しだけしょんぼりとアグネスさんの所へ戻り、仕事の報告をした。彼女は私が少し元気をなくしていることを心配していた様子だったが、たいした理由ではないからとちょっと強がって見せてその場を離れた。

 次は展望台のガルビンさんの仕事を請けに来た。彼の仕事も大抵配達なので、こちらも楽な仕事だ。
 「おっ、水月さん!今日はなんですか?買い物ですか、仕事ですか?早く言ってください!」
 彼の早口のせいでいまいちよく聞き取れない。私に早く言うようにせがむよりも自分がゆっくり喋ってくれと言いたくなったが、勿論私はそんな事は言えない。
 「お、仕事ですか?そうだ、それじゃあこのぬいぐるみを…。」
 そう言ってガルビンさんは一瞬受け付け台の下に消えると、くまのぬいぐるみを取り出してきた。彼には似合わないほど可愛らしい。
 「これをレストランのシェーナに届けてくれませんか!?前に同じ仕事を別の人に頼んだんだけど、なぜか送り返されてきて…。」
 私はクマのぬいぐるみを彼の手から受け取ると、レストランに向かって歩き始めた。すると後ろから声が聞こえてくる。
 「サボったりするなよ!えらい目に遭うからな!」
 私はなんだか珍しく腹立たしい気分になった。

 レストランはまだお昼前だからなのか、客の姿はなかった。厨房ではゴードンさんとフレイザーさんが空いている時間を利用して仕込みをしている。
 「あら水月さん、いらっしゃいませ!」
 私の姿を見つけたシェーナさんが笑顔で出迎えてくれたが、私が抱えているクマのぬいぐるみを見ると、なぜかその笑顔を顔面に貼り付けたまま1歩、2歩と後ずさった。
 「そ、それ…どこで…?」
 私は戸惑いながらも彼女にクマのぬいぐるみを手渡すと、彼女は観念したようにそれを受け取ってうな垂れた。
 「あの、えっと…ガルビンさんが…。」
 「あ…やっぱりね、あ、は…はは…。はあ。」
 私は彼女の変貌っぷりに頭を捻りながらレストランを出た。

 展望台に戻ってきてガルビンさんに仕事の報告をすると、彼は今までの人懐っこい調子から一変して報酬を渋り始めた。その報酬額を提示してきたのはガルビンさんなのだから、こちらが文句を言われるいわれはない筈だ。私はまた腹立たしくなってきたが、やはり彼に文句は言えず、大人しく黙っていた。
 「配達なんて簡単な仕事なのに…こんなに報酬を要求するなんて…。」
 などとぶつぶつと言いながら金庫を開けている彼を見ていると、不意に横から女性の声が聞こえてきた。
 「ふ~ん、ガルビン君、いつからキミはそんなにエラくなったんですか?」
 その声が聞こえた瞬間、ガルビンさんが固まって動かなくなった。そして恐る恐る声がした方向に首を向けている。
 私もそちらの方を見てみると、そこには青を基調としたアグネスさんのと同じヒーラードレスを着たメガネの女性が立っていた。背中にはやはり青い鞘に収まった大きな剣を背負い、手には青い釣竿を持っている。よほど青が好きなのだろうか。
 ガルビンさんはといえば、暫く固まっていたもののようやく声を振り絞ってその女性に挨拶をした。まさしく絞り出したような声で。
 「あ…姐さん…。」
 「なんですかその姐さんって。まあ別にいいんですけど。で?相変わらずアルバイトの人に暴言吐いてるんですか?私の時に懲りたんじゃなかったんですか?」
 「な…なぜここに…?」
 「来たら悪いですか。ここに来たら買い物かアルバイトくらいしかすることないじゃないですか。釣り餌を買いに着たんですよ釣り餌を。」
 最初は二人の関係がよく分からなかったが、二人の会話の内容から、どうやら彼女が以前ガルビンさんがぬいぐるみの配達を頼んだという人のようだった。やはり私の時と同じように報酬を渋り、彼女にこっぴどく絞られたらしい。
 「彼女はまだここの事よく知らないみたいなんですから、いじめたりしないように!分かりましたか!?」
 「はい…ごめんなさい…。」
 すっかりしょげたガルビンさんから視線を外した女性は、私の方にくるりと向き直った。
 「大丈夫ですか?この人は普段からこんなんですから、あまり気にしない方がいいですよ。見たところまだエリンに来たばかりみたいですけど、これに懲りずに頑張って下さいね。」
 私にそう言うと、ガルビンさんがうやうやしく差し出した釣り餌を取って脇にある橋を渡って行ってしまった。私はその後姿を眺めて彼女が羨ましくなった。自分の意見をあそこまではっきりと言える人間になれたらどんなにいいことだろう。でも、自分には無理なのかもしれない。自分のこの性格を変えない限りは。
 「ご主人様?報酬、いらないんですか?」
 アイリの声でふと我に返った。ガルビンさんが涙目で私に報酬の金貨を差し出してきている。
 「あ…ありがとうございます…。」
 彼の手から報酬を受け取った後も、私は展望台の脇から伸びる細い橋の彼方を見つめていた。
  1. 2009/05/20(水) 21:50:21|
  2. イメンマハの水面に月は映える
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

これは…w
どうみても…ですね、みーw
ガルビン君は、相変わらずなのですねえ…
  1. URL |
  2. 2009/05/21(木) 00:07:11 |
  3. 音無 闇 #-
  4. [ 編集]

やっぱり分かる人には分かりますかw

やっぱりどう見ても…ですよねw。
私は時々イメンマハでバイトをすることがあるんですけど、彼のバイトを受ける度にリアルで「やかましい」とか「だまらっしゃい」とか言いながらプレイしていたりします^^;。
  1. URL |
  2. 2009/05/21(木) 02:16:25 |
  3. くれは(管理人) #j1AZRJNg
  4. [ 編集]

むむむむ

くそー>┼○ バタッ(謎

突然ですけどG10終わりましたよ~!累積994ぎりぎりせーふw
  1. URL |
  2. 2009/05/23(土) 10:12:54 |
  3. shimako #myZTMJCo
  4. [ 編集]

おおおお

いきなり>┼○ バタッですかw
いったいなにがw。

G10終わりましたか~。
私は序盤でいきなり放置ですよ…w。
ハードだと全くやる気が起きません…^^;。
  1. URL |
  2. 2009/05/24(日) 00:09:41 |
  3. くれは(管理人) #j1AZRJNg
  4. [ 編集]

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