紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
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イメンマハの水面に月は映える 7曲目

 そろそろ本格的にネタに詰まってきましたよw。まさかこんなに早くネタ切れになるとは。まあ主人公がアレですしね。レギュラーな登場人物が主人公(とその--下僕--お供)だけですしね。いずれこうなると思ってはいましたが…。
 そんなわけで、水月にはちょっと修行の旅にでも出てもらいます。それから、若干路線変更も企んでいます。とは言っても、当初のプロットを多少変更するだけなのですが…。



 「ねえアイリ、私ティルコネイルに行きたいから…道案内、してくれないかな?」
 私の唐突な提案に、小さな女の子は少々面食らったような顔つきで私を見つめ返してきた。少し前まではティルコネイルに帰ろう帰ろうと言っていた彼女らしからぬ反応だ。しかし数秒間固まった彼女はやがて嬉しそうに頷くと、逆に私を急かすように答えてきた。
 「ティルコネイルですね、ご主人様!道案内なら任せて下さいっ!」

 本当はイメンマハからだとオスナサイルを回っていった方が近道なのだが、またダイアウルフに襲われないとも限らないのでセンマイを通ろうということになった。長い道のりとなることを思うと、出かける前から気が重くなる。
 そもそもなんで私がティルコネイルに行こうなどと思い立ったのか。自分でもよく分からなかった。ただ、先日のあの子猫が自分から飼い主の元に歩き出していった姿を見て、私の中で何かが変わろうとしているのは確かだった。私は、その何かに賭けてみたくなった。自分を少しずつでもいいから変えてみたくなった。
 そんな感じで自分を奮い立たせてはみたものの、出だしから気が重くなっている自分になんだか呆れてしまう。すると、アイリが何かを思いついたように手をぽんと叩いた。小さな音が私の耳をくすぐる。
 「そうだ、ご主人様!ムーンゲート使いましょうよ!」
 「むーん…げーと?」
 そういえば以前見たことがある。その時は昼間で動作していなかったが、夜になると不思議な力で動き出して別の場所に瞬時に転送してくれるという施設だ。
 「あと数時間でイウェカが昇ります。ムーンゲートはイウェカの力で動きますから、イウェカが昇ると作動するんです。」
 アイリは私の手を赤ん坊のような小さい手で握ると、私を引っ張って町の東の方へと連れ出した。湖を回り込んで少し歩いたところに、橋で繋がれた小島があった。その中央に、石造りの建造物があった。大きい2本の柱のような岩が設置され、特殊な文字が刻まれている。その2本の柱の間には鎖が緩やかに渡され、鎖の中央部にはあまり見た事がない質感を持つ楕円形の岩が繋がれ、垂れ下がっている。丁度正面の西の空にはパララが赤く染まり、その身を地平線の彼方へ沈めていこうとしていた。
 「あともう少しですね。」
 アイリが独り言のように呟く。私はその時が来るのを待とうとその場に腰を下ろした。やがてパララの姿が完全に見えなくなると、少し自分の体が軽くなったような気がした。私は立ち上がって背後を振り返った。東の空から赤い月、イウェカが現れ始めている。
 ヴ…ン…。
 微かな音が耳に入って視線を元に戻すと、ムーンゲートに変化が現れた。2本の柱の文字が青白く光り出している。そして、鎖の中央に繋がれた楕円形の岩も、その全体が青白く光り出している。その光が少しずつ強くなり眩いばかりにならんとしたその時、不意に楕円形の岩がふわりと浮いて天空に引っ張られるように持ち上がった。どこまでも上昇しようとするその岩を、柱に繋がれた鎖が懸命に引っ張っているように見える。岩からは光の柱が真っ直ぐ下に伸び、地面に当たった場所にイウェカの影を映し出した。
 「なんだか不思議…。」
 私が思わずそう呟くと、アイリがうんうんと頷く。
 「実はこれが設置されたのは最近なんだそうですよ。どんな仕組みなのかは私も知りませんけど、これを作った人はスゴイですよね。」
 そう言いながら彼女は持っていた赤い本を広げてぱらぱらとページをめくり始めた。そしてあるページをじっと見つめた後、ぱたんとそれを閉じた。
 「ご主人様、丁度今ムーンゲートがティルコネイルに繋がっているみたいですよ。行きましょう!」
 私はその声を聞くと、ムーンゲートに向かって歩き始めた。頭上に青白く輝きながら浮かんでいる岩に少々怯えながらムーンゲートの台座に立つと、瞬時に体が軽くなった。そして視界が真っ白になり、何も見えなくなった。

 視界が戻ってくると同時に、自分の体重も元通り感じるようになった。私はやはりムーンゲートに佇んでいたが、周囲の景色がさっきまでとは違っている事に気が付いた。周りを見渡すと、何頭かの羊と犬が地面に寝転んでいるのが見える。暫くそれを眺めていると、何かが唸る声が突然背後から聞こえてきた。驚いて振り返ってみると大きい犬のような生物がこちらに身構えている。オオカミだ。
 「動かないでご主人様!」
 アイリの鋭い声が私の耳に飛び込んでくる。私はその場で硬直し、動けなくなった。
 「オオカミはこちらが攻撃する姿勢を見せなければ襲ってはきません。彼らを刺激しないように、ゆっくり村に向かいましょう。」
 私は少し緊張気味にその場を離れると、少し離れた所にある川にかかる橋を目指して歩き始めた。その私を取り巻くように、何頭かのオオカミが警戒しながらついてくる。私は生きた心地がしなかった。しかしやがて橋まで到達しようかというところまで来ると、オオカミは警戒を解いて去っていった。安堵の大きなため息が漏れた。
 するとまた私の背後に何か気配を感じた。すかさず振り向くと、そこには私と同じ冒険者風の男の人が立っていた。
 「やあ、随分と緊張していたみたいだけどどうしたの?手と足が一緒に出ていたよ?」
 それを聴いて私は恥ずかしさで顔面に血液が集中してくるのが分かった。説明しようとしてもうまく言葉が出てこない。
 「君も初心者みたいだね。実は僕もそうなんだ。あのさ、もしよかったら暫く一緒に行動しない?」
 「…え、あの…。」
 私は一瞬迷った。私が他人と一緒に行動しても迷惑をかけるだけなのではないかという不安が、どうしても付きまとってくる。
 しかし、私は心に決めた筈だ。あの子猫のように自分から歩き出すと。自分を変えると。私は彼の目を真っ直ぐに見据えた。するとあまりにも真正面から直視したためか、逆に彼の方が目を逸らしてしまった。
 「あ、いや、別に迷惑だったらいいんだ…。無理にとは言わないから…。」
 「いえ、あの、お願いします。」
 私が怒ったと思ったのだろうか、慌てて弁明しようとする彼に承諾の返事をすると、彼はこちらを再び向いて暫く硬直していた。しかしすぐに人懐っこい笑みを浮かべると、一気にまくし立ててきた。
 「あ、ありがとう。これからよろしくね。あ、自己紹介が遅れたね。僕は陽太っていうんだ。ヨウタね。」
 「私は…水月です…。ミヅキ。」
 「水月か。よろしくね、水月。僕にはタメ語で話してもらって構わないから。よかった~、他に初心者っぽい人が誰もいないからなんだか心細くてさ。」
 私は陽気に話しかけてくる彼のペースに巻き込まれつつも、これから暫く行動を共にするであろう新しいパートナーの顔をしっかり覚えておこうと懸命になっていた。
  1. 2009/06/02(火) 22:29:31|
  2. イメンマハの水面に月は映える
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ついにティルコネイルへ…そして、新たなるお友達(?)
ティルコネイルで聖堂アルバイトしたり、灰色オオカミで戦闘指南してもらった頃が懐かしいです…w
  1. URL |
  2. 2009/06/03(水) 03:24:10 |
  3. 音無 闇 #-
  4. [ 編集]

確かに…

私はいまだにティルコネイルに行くことがあるので、よく初心者プレイヤーさんを見かけるんですが、その度に自分がマビを始めたばかりのことを思い出しますねえ。

  1. URL |
  2. 2009/06/03(水) 11:34:22 |
  3. くれは(管理人) #j1AZRJNg
  4. [ 編集]

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