紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


本サイトは「STOP RMT!!」プラチナリボン運動に参加しております。
STOP!! RMT

プロフィール

多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
 IDは苦手意識が強いため主にフィールドを歩いている。
 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

カレンダー(月別)

07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近のコメント

最近のトラックバック

最近の記事

カテゴリ

FFXIVプレイ日記 (37)
雑記 (67)
大航海プレイ日記 (396)
風の赴くままに (16)
バルシャで無寄港インド! (7)
くれは。世界を釣る! (13)
フィッシュハンターくれは。! (15)
管理人の大航海妄想劇 (4)
マビノギプレイ日記 (294)
イメンマハの水面に月は映える (13)
エリンを見つめる (52)

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

イメンマハの水面に月は映える 13曲目

 途中で路線変更をしたことにより、この話を書くことになりました。これから主人公が色んな人と出会って色んな話を展開していく事への最初の一歩になれば。そんな思いを込めてあります。
 そういえば今の初心者クエって、累積が溜まったら突然このシーンになるそうなんですけど。以前だと少し前からアイリがなにやら思わせぶりなセリフを言うようになるんですけど、そういうのは今はないんですかねえ。だとしたらちょっと寂しいかも。



 今日はラサ先生からの最後の講義を受けていた。今まで教えてもらった事の総括と、魔法をどのように生かしていくのか、その心構えのようなものが主だった。私は魔法を習うまでは、魔法というのはただ念じれば何でもできる万能器具のように考えていた。しかし実際には、森羅万象を支配する理を理解し、それを扱うための理論を学び、更にはいついかなる時でもそれを操作できる冷静さを持たなければならなかった。その全てを会得するには私はまだまだ修行不足ではあるが、いずれはそうなりたいと思っているし、そうなるべきなのだろう。魔法士としての道を歩むのであれば。いや魔法士としてだけではなく、冒険者として、なのかもしれない。
 最後にラサ先生はこう締めくくった。
 「これから冒険者として生きていくのなら、今まで教えた3つのボルト魔法とヒーリングの魔法は必需になる筈よ。特にボルト魔法はね。でもこれらボルト魔法はあくまでも初級の魔法。これらを使いこなした上で更に上を目指したいのなら、中級魔法を学んでみるといいわ。」
 中級魔法という言葉を記憶の引き出しに入れておいて、私は校舎の外に出てきた。そこにはレイナルド先生に訓辞を受けている陽太の姿があった。
 「おお、水月か。今日で卒業だそうだな。彼も今日で一通り私からの訓練が終わったところだ。」
 陽太は振り返って私を迎えた。私は彼の横に立ち、一緒になってレイナルド先生の話に耳を傾ける。
 「陽太ももう十分独り立ちできるだろう。私から教えられるのはここまでだ。あとは実際に実戦で己の修練に励むといい。…卒業、おめでとう。さあ、二人ともダンカン村長の所へ行きなさい。」
 私と陽太は肩を並べて学校の門をくぐり出た。貯水池を横目に見ながら、上に続く山道を登っていく。銀行の脇で鶏の卵を取っている冒険者がいた。まだエリンに着たばかりなのだろうか、最初に出会った頃の陽太のような雰囲気を醸し出していた。

 大きな木の下を通り抜けて石段を登っていくと、そこにダンカン村長が杖に体重をかけながら佇んでいた。私たちを待っている様子だった。
 「おお、来たな二人とも。まあ楽にして聞いてくれ。」
 楽にしろと言われてもまさかこの場で座るわけにもいかず、私は畏まったままダンカン村長の話を聞き続けた。
 「レイナルド先生とラサ先生から話は聞いた。二人ともよくそこまで成長したものだな。これからは一人前の戦士として、このエリンで生きていく事になるだろう。…だが、別に勇者たらんとする必要はない。自らの行きたい所へ歩いていき、自らの思うように行動するといい。…アイリ。」
 ダンカン村長がアイリの名を呼ぶと、私と陽太のショートソードから2人のアイリが現れた。心なしか、その表情が寂しげに見える。
 「アイリ…?」
 私はなんだかいつもと様子が違うアイリに少なからず動揺した。
 「ご主人様…。このティルコネイルにやってくる直前に精霊の森で会ったティンさんのこと、覚えています?」
 ティンというのは、私が初めてエリンにやって来たとき、ティルコネイルに入る直前の森で出会った少年の名前だ。彼は私にちょっとしたアドバイスと、アイリが宿ったショートソードを手渡してくれたのだった。その時、確か彼はこう言っていた。
 「いつショートソードを返せばいいのかって?心配しなくても、時が来ればそいつは勝手にあんたから離れていくよ。」
 私は今まさにこの瞬間、その「時」が来たのだということを悟った。あまりにも突然の事だった。こんなに早くその時が来るなんて。
 「ご主人様はもう立派に一人の戦士になりました。私がお手伝いできるのはここまでです。これからはご主人様が自分の力で道を切り開いていくんです。」
 アイリの言葉を聞くにつれ、彼女とはこれでお別れなのだという実感が私を支配していく。もっと沢山お喋りすればよかった。もっとリュートの演奏を聴かせてあげればよかった。今になってそんな後悔があとからあとから湧いてくる。
 「短い間でしたけど、楽しかったです。ご主人様とお会いする事ができて、嬉しかったです。……ねえ、ご主人様。」
 「…え…なに?」
 アイリは私を呼ぶと、にっこりと微笑んでみせた。その紺碧の瞳には使命を終えた達成感のようなものが映って見える。
 「私…ご主人様の演奏が大好きでした。これから冒険者を続けても、どんなにすごい大魔法士になっても、できれば演奏を続けていて欲しいです。それが、私からの最後のお願いです。」
 「……うん。約束するよ、アイリ。演奏はずっと続けるから…。」
 私の言葉を聞いて安心したような表情になった彼女は、少し飛び上がって宙に浮いた。
 陽太のアイリも彼と話が終わったようで飛び上がった。二人のアイリが私達の頭上に並ぶ。その体が少しずつ光に包まれていく。
 「私達はもうここを去ります。けどご主人様、私がいなくてももう大丈夫ですよね?ご主人様はもう一人じゃないですよね?新しい仲間と一緒に歩き出し…。」
 不意に光が消えた。二人のアイリはその姿を消し、後には何も残っていなかった。気が付けば、私達が手にしていた筈のショートソードもなくなっていた。私と陽太は、暫くその空間をじっと見つめていた。
 背後からダンカン村長が歩み寄り、私達と並ぶように立ち止まった。
 「このティルコネイルは幾多の勇者達を輩出してきた場所だ。もし何か行き詰ったりした時には、いつでも戻ってくるといい。ここはお前達の生まれ故郷なのだからな。」
 私はこれからの歩むべき道を模索していた。きっとそれは、私の隣に立っている陽太も同じなのだろう。
 まずは自分の足で歩き出さないと。その決意を思い出した私は、明日早速ティルコネイルを出発する事にした。
  1. 2009/07/31(金) 02:18:41|
  2. イメンマハの水面に月は映える
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<魔法士に転職…ではないのですが | ホーム | 放浪釣りしながら噛んだガムは新築の接着剤の匂いがした>>

コメント

[壁]_・)おかえりなさいませ

小説、再開したようで…w
アイリ昇天クエですね(ぇ
昔はアイリが消える代わりにショトソがもらえたはずですが、今ではフルショが代わりにもらえるのは一体何故なのでしょうね、みー
  1. URL |
  2. 2009/08/01(土) 20:40:46 |
  3. 音無 闇 #-
  4. [ 編集]

昇天って…w。

私の時は何も貰えなかったような気が…w。
確かにアイリ自身はショートソードなんだから、代わりもショートソードの方がいいような気もしますね。
  1. URL |
  2. 2009/08/03(月) 07:27:39 |
  3. くれは@携帯 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://fishingkureha.blog58.fc2.com/tb.php/595-e6d98f46
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Twitter

FeedWind

RSS Feed Widget

カウンター


現在の閲覧者数:
無料カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。