紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
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 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

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風の赴くままに その3

 まずは行動範囲を広げる為、東部地中海沿岸の入港許可をもらいます。ポルトガル出身なので、イスパニアの許可を貰う形になるわけです。
 実際書き始めてみると色々とネタが浮かんできて、あれも書いてみたいこれも書いてみたいと暫くはネタに困らなさそうです。まあ、ネタがあるうちは書き続けることができるのでいい事ですよね。
 そうそう、話の内容とは関係ないんですが、私のサブの守護霊のイスパニアイベントが進まなくなってしまいまして…Wikiには必要名声600とか書いてあるんですが、600を超えているにもかかわらず話が進みません。何か他に条件がいるのかな…確か5章だったか6章だったかその辺だったと思うのですが。

 係留されている船に乗り込んだ。大きい船であれば艀を乗り継いで船に乗り込むものだが、私の船のように帆掛け舟に毛が生えた規模の船は波止場から直接乗り込む事ができる。多少惨めな気持ちにはなるが、これから頑張って大きな船を手に入れればいい。
 「船長!」
 声がした方を振り向くと、先日私と顔を合わせた水夫がこちらへとやってきた。出航を今か今かと待ちわびている様子だ。
 「準備は万端です!いつでも出航できますぜ!」
 「ありがとう。出航する前にですね、みんなに紹介する人がいます。ええっと…。」
 私が紹介するよりも早く、その人物は突然背後からその巨体を現した。手には個人の所有物だろうか、業物らしき釣竿を抱えている。航海に出るんだか釣りに出るんだか今一判別がつかない出で立ちだ。もっとも、私も自前の釣竿を持ちこんでいるので人の事をとやかく言えない。
 「くれは船長付きの副官となったフェルナンドだ!よろしく!」
 フェルナンド副官が仁王立ちとなり銅鑼のようにその声を轟かせると、水夫達は一斉になにやら小声で囁き合い始めた。その声の中に、むさいオッサンという単語が含まれているのを私は聞き逃さなかった。その話題の張本人はといえば、聞こえていないのか気にしていないのか知らん素振りだ。
 それからそれぞれ持ち場に付いた。渡り板を跳ね上げ、もやいを外す。錨を上げ、帆を開く。船はゆっくりと波止場を離れていく。いよいよ初の航海に出発した。

 沖合まで出て舳先を南に向けて暫く航行したのち、イベリア半島を回り込むようにして東へと向かう。方角を固定したら舵取りは水夫に任せて私は船の様子を見回った。すると船尾に近いところでフェルナンド副官が例の釣竿で海釣りをしているのを見つけた。私の姿を認めると、彼は早速話しかけてきた。
 「よう船長、ここから暫くはヒマなんだろ?どうだい船長も釣りをしちゃあ。釣り師なんだろ?お手並み拝見といきたいね。」
 彼の言う通り、緊急の事態でも起きない限りは暫くは私が航行に関して出張るような事もないだろう。私は船倉へ向かうと自分の釣竿を取り出して戻ってきた。
 二人して並んで糸を海に放り込む。しかし釣れるのはサバだのイワシだの何の変哲もない魚ばかりだ。それはフェルナンド副官も同じようで、さかんにしけた魚しか釣れやがらねえとぼやいている。糸が引く。竿を上げる。イワシが釣れる。針から外してバケツに投げ込む。糸を投げ込む。糸が引く。そんな作業を繰り返していると、どうもフェルナンド副官の様子がおかしい。さかんにこちらをちらちらと見ている様子だ。それになんだかそわそわして落ち着いていない。子供ではあるまいし、大の男が少しはどっしりと構えていてもよさそうなものだ。
 すると唐突にフェルナンド副官が私に話しかけてきた。
 「よ、よう船長。あのさ。船長って好きな男とかいるのか?」
 話しかけてきたのも唐突だが、話の内容もかなり唐突だ。あまりにも直球すぎる。素直な物言いと言えば聞こえはいいが、聞かれた方は全くそんな気持ちを相手に抱く気にはなれない。
 「いるわけないじゃないですか…。いたらこんな所にいませんよ。」
 「ぉほ。」
 彼が形容し難い歓声を漏らしたのを聞いて、私は即座に次の言葉を繋いだ。ここで相手に隙を見せてはいいように付け込まれる。
 「私はそんな色恋沙汰よりも冒険がしたいんですよ。キミだってそうでしょう?いつか世界中の魚を釣り上げてやるとか、そういう野望みたいなの持ってるんでしょ?」
 私にそう言われた彼は慌てて姿勢を正した。伸びていた鼻の下も矯正して真面目な顔になっている。こうもこちらの思惑通りに動いてくれるとなんだか非常に面白い。
 「そうだ。…あのですねフェルナンド副官。」
 「なんだ?」
 「キミの名前なんですけど、フェルナンドではちょっと長いかなあと思って愛称を考えてみたんですよ。どうもこの世界では副官に愛称をつけて呼ぶことが多いなんて話を聞きましてね。」
 「ほう。こんな俺に愛称なんて嬉しいね。船長の愛を感じるぜ。…で、どんな名前なんだ?」
 「愛は全く込めていませんけどね。『うひょ』なんてどうです?うひょ副官。…うん、実際に言ってみたらなんだかすごいハマっているような気がしてきました。決定!これからキミはうひょ副官です。よろしく!」
 「うひょって…なんだよその気が抜ける名前は。第一、全然関係ない名前じゃねえか!元の名前フェルナンドなんだけど!?どこをどう弄ったらうひょになるんだよ!」
 「はい決定稿ですから修正は却下です。これからもよろしくね、うひょ副官。」
 ちょっと意地悪っぽく微笑んで見せて、ついでにウィンクもしてみた。途端に彼は抗議を止めて鼻の下を伸ばし始める。頭の中の構造が恐ろしいほどの簡単設計になっているに違いない。大分扱いが楽だ。

 それから数日間航行を続け、目的地のセビリアが近付いてきた。入港は出航よりも神経を擦り減らす作業だったが、なんとか船を波止場に付けることができた。後の雑用は水夫達に任せて、私は港へと降り立った。伸びをして異国の地イスパニアの空気を存分に吸おうとしたその時、不意に私の横から走ってきた人がぶつかってきて私は地面に投げ出された。
 「あっ…ごめんよ、大丈夫かい?」
 自らも転びつつも素早く起き上ったその男性は、私に謝罪の言葉と共に手を差し出してきた。見たところ、私と同じ駆け出しの航海者のようだ。私はその手を取ろうとして男性の顔を一瞬見た。
 その時だった。私の記憶の中にある何かが脳裏に浮かびかけた。しかしその記憶はあまりにもおぼろげですぐに消え去ってしまった。
 この人、どこかで会ったことがあるような…?
 男性も不思議そうな表情で私の顔を見つめている。一瞬神妙な顔つきになっていたが、しかしすぐに普通の表情に戻ると私の手を取って引き起こしてくれた。
 「怪我はなかったかい?…そうか、よかった。申し訳ないんだけど今急いでいるんだ。ほんとにごめんよ!」
 少し慌てた様子でその男性はあっという間に走り去っていった。後ろからうひょ副官がやってきて、俺でも手を握った事がないのにどうのと騒ぎ始めたのだがことごとく無視しておいた。
 少し不思議な気分を味わいつつ、私とうひょ副官はイスパニアの重鎮タベラ枢機卿に謁見すべく街中を歩き始めた。
  1. 2010/02/27(土) 01:17:24|
  2. 風の赴くままに
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