紅き葉は舞い落ちれど
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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
 IDは苦手意識が強いため主にフィールドを歩いている。
 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

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風の赴くままに その4

 ホタル発見の依頼はまだLVが低かった頃に腐るほどやった記憶があります。なんでこんなにハマっていたんだか理由は忘れてしまいましたが。
 今ちょっとこれを書いている環境がかなりバタバタしている場所なので、イマイチ落ち着いて書くことができません。文章の雰囲気が突然切り変わったりするかもしれませんが、それはこの為だと思って頂ければ。やっぱり一気に書き上げないとダメですねえ。文章書く時間が欲しい!

 イスパニア王宮から出てきた私を人待ち顔で待っていたのはうひょ副官だった。入港許可は私に対して発行されるものだからついて来なくていいと言ったにもかかわらず、わざわざついてきて王宮の衛兵と一悶着起こしたうえに、私が出てくるまでその場で座り込みを始めたのはご苦労な事だ。どこの毘沙門天かと思わせるような渋い顔を決め込んでいても私の顔を見た途端にだらしなく伸びきるのを見ると、私は毎度深いため息をつきたくなる。
 「なんだよその、び…ビシャマンテって…?どっかの山の名前か?」
 「毘沙門天ですよ…。東のジパングという国に住まう神の一人だそうです。」
 「ほう。そいつあさぞかしいいツラしてんだろうなあ。なんせこの俺のようだってんだから。」
 「キミのガタイがいいのは認めますが、少なくともその神は鼻の下を伸ばさないと思いますよ。」
 言葉の応酬をしながら連れ立って歩いていると、セビリアの広場に出た。リスボンにも負けず劣らずの賑わいを見せている。見ると、ギルドの入口にある依頼の掲示板と同じものを持ち出して航海者達と話をしている男性がいる。どうやらギルドの出張所のようなものらしい。街の中心となる広場とギルドの建物が離れているので、航海者の便を図っているようだ。私の足も自然とそちらの方へ向く。
 掲示板に張り出してある依頼の紙を見ていく。そんな私に仲介人がこれなんてどうだと一つの依頼を指し示してくれた。北アフリカにいる虫に関する調査だ。お尻が光る虫がいるという噂なので調査してほしいという。まずはセウタで目撃情報を集めるらしい。セウタならここから近い町だし、それほど難しくはないだろう。

 「なに、尻が光る虫?ああ、それならそら、あそこに座っている客が以前言ってたんだ。話を聞いてみるといい。」
 セウタの酒場の親父さんが指をさしたその先のテーブルには船乗りっぽい男性がいた。ちょっと気難しそうなその男性に近づくと、彼は顔を上げて怪訝そうな顔でこちらを見た。
 「…なんだあんたら?俺になんか用か?」
 「ええまあ。お尻が光る虫を見たそうですね?ちょっと話を聞かせてもらませんか?」
 私が件の虫の事を彼に話すと、彼はなるほどね、と頷いて見せた。しかし彼はそれっきり口を閉じたままだんまりを決め込んでしまった。暫くは沈黙の時間が続いたが、やがて彼の方が我慢しきれなくなったらしく気だるそうに口を開いた。
 「なああんたら。人にものを頼む時にはそれなりの誠意ってもんを示す必要があるだろ?そうだな、例えば…。」
 そこまで言うと彼はちらりとカウンターの方に眼をやった。そこでようやく私は彼が言わんとしている事に気がついた。この社会は全て契約というルールのもとで成り立っている。何かを求める時にはその代価を支払わなければならない。至極当然のことだ。彼の言い分ももっともだと私は思った。
 「…つまり、酒の一杯でも奢れ…というわけですね?」
 私の一言に彼は満足そうな笑みを浮かべた。
 「へへ、ちゃんと分かってるじゃないか。そうすりゃ俺の気分も高まってその虫の話だって気持ちよく話せるってもんだひえ?」
 語尾に怪しげな響きが加わった事に気がついて彼の顔を見ると、その瞳が大いに見開かれて私の背後を凝視している。振り向くとそこには不動明王のごとき憤怒の表情で男性を見下ろすうひょ副官の姿があった。

 バルシャに乗り込んでセウタを出航してから暫し後、私とうひょ副官は手が離れた水夫達と酒場での出来事を話していた。
 「…それで結局さ、せっかく俺が睨みを利かせたってのに奢っちまってやがるんだよ。船長もお人好しだよなあ。」
 うひょ副官は鼻から大きく息を吐き出しながらそう言った。確かにうひょ副官のおかげで例の男性は委縮してしまい、酒はいいからと情報をくれたのだった。しかしあまりにも哀れを誘うその姿になんだか私の方が申し訳なくなってしまい、詫び代わりに一杯奢ってきたのだった。
 「あの時のあいつさ、もう畏まっちゃって有り難く頂きますなんて言っちゃってさ、最初の勢いはどこへやらさ。どがっはははっははっは。……まあそれはそうとしてだ船長、あの時言ってた…なんだっけ、ふ、フドーミュ…?」
 「ん?不動明王の事ですか?」
 「そうそれ。なんだよそれ?」
 「ジパングに住まう神の一人ですよ。いつも怒った顔をしていて、魔法の炎で悪魔を焼き尽くすんだそうです。」
 水夫達やうひょ副官は皆一様にほうとかへえとか唸って感心している様子だったが、そのうちうひょ副官はふと疑問を口に出してきた。
 「なあ…。船長なんでそんなにジパングの事に詳しいんだ?あそこまで行って戻ってきた航海者はまだ殆どいないって聞いてるんだが?」
 言われて気がついたが確かにそうだ。かの偉大なマゼラン提督の艦隊が世界周航を成し遂げたとはいえ、まだまだ黄金の国ジパングは船乗り達の憧れの地だ。そう簡単に行けるような所ではないことは私だって知っている。熟練航海者であるならともかく、まだ駆け出し航海者である私など願っても辿りつけそうもない。
 「私の田舎の実家にですね、あったんですよ。」
 「何が?」
 「ジパングで書かれたという絵巻物ですよ。文字は全然読めなかったですけど、両親や祖父母が色々と教えてくれたんです。」
 私が言った途端、うひょ副官や話を聞きに来ていた水夫達が一斉にどよめいた。改めて考えてみると確かに未知の国の巻物が家にあるなんて不思議そのものだ。私はずっと身近にあったものだから大して気にはしていなかったが、きっと巻物自体の価値も相当なものに違いない。
 「そうか。船長の名前がこの辺りじゃ聞いた事もないような名前だから不思議に思っていたんだが。名前もそうなんだが、考え方がぶっ飛んでるところとか、女っぽさの欠片もねえとか、その辺もひょっとするとジパングと何か関連があるのかもな。」
 「最後の二つはどさくさに紛れて言っていませんか…?」
 黄金の国ジパングまで行ければ巻物の事が何か分かるかもしれない。しかしその為にはジパングまで行けるほどの航海者にならなければならない。まずは今目の前にある仕事を片付けよう。私は目の前まで迫ってきた上陸地点を見据えて、水夫達に上陸準備の指示を出した。
  1. 2010/03/01(月) 00:01:03|
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