紅き葉は舞い落ちれど
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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
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風の赴くままに その5

 少しずつ脇役を増やしていきます。前にもちょろっと書きましたけど、基本的にコメディ路線にするつもりなのでまともなキャラは出てきません。こういうノリの方が書いてて楽しいんですよね。
 色々と脇役を考えて、ああいうキャラも出したいこういうキャラもいいなと構想を練っております。早く出したくてうずうずですよ。

 上陸地点から一歩中に踏み込むと、そこは草木が殆ど生えていない砂漠のような場所だった。私は一人砂の大地の上を歩き出した。
 後から聞いた話だが、普通航海者がこのような場所に上陸する場合、万が一の事を考えて水夫を数名お供に連れて出るのだそうだ。これについては私の経験不足というのもあるのだろうが、よく生きて戻ってこられたものだとその話を聞いてから背筋が寒くなった。
 件の尻が光る虫というのは、入り口から左手の方に向かった先にあるオアシス周辺に生息しているらしい。大方の場所は先日の哀れな船乗りの男性から聞いていた。上陸地点からはそう遠く離れてはいないらしい。暫く歩くとそれっぽい茂みが見えてきた。荒涼たる砂漠の中に突然現れ出でた局所的な草原地帯。中央付近には水溜りのようなものも見える。あれが例のオアシスに違いない。
 さらに歩を進めていくと、そのオアシス近くに一人の男性がいるのが見えた。武装しているように見えるが、灼熱の大地だからなのか防具の類は軽装にまとめている。少し手馴れているような雰囲気を感じて地元の山賊か何かかと思い警戒しながら近づいて行ったが、革をなめしたような軽鎧の胸の中央にイスパニアの紋章が入っている事に気がつき、私は警戒を解いて近づいた。
 「む、あなたは…冒険者かな?」
 私が声をかけるよりも早くその男性は私に気がつき話しかけてきた。
 「ええ、そうです。冒険ギルドで依頼を受けてこのオアシスに虫の調査をしに来ました。くれはと言います。」
 「ほう、するとあなたが……いやしかし…。」
 そう言って男性は私の腰の辺りに視線を投げかけてきた。何か変なものでもくっついているのかと思って自分の腰回りを見てみたが、特におかしなところはない。再び男性の方に視線を向けると、彼は私の視線に気がついてつと眼をそらした。
 「ああ、いや、これは失礼。まずは私から名乗るべきだったな。私はファルタ・フレスコ。イスパニアの海事ギルドに所属している。ギルドからの依頼でここに来る冒険者を待っていたところ、あなたがやってきたというわけだ。しかし…。」
 自己紹介と共にそこまで喋ると、彼は再び視線を私の腰元へと移してきた。
 「依頼によればその冒険者の尻は光っていて、虫を探しにやってきたという事なのだが…くれは殿、だったかな?あなたの尻は別に…光ってはいないようだ…。」
 ようやく彼の視線の意味が分かり、私はお尻を手で覆った。その仕草を見て彼は表情一つ変えずに言葉を続ける。
 「ああ、いや、勘違いしないでほしい。私はそのような下心があってくれは殿の尻を見ていたのではない。依頼の対象となる冒険者かどうかを確認する為にくれは殿の尻を見ていたのだ。ここで神に誓ってもいい。破廉恥な気持ちでくれは殿の尻を見ていたのではないのだ決して。」
 「いや私のお尻の話はもういいですから。それよりも、私はお尻が光る虫を探しにここに来たんです。なんで冒険者のお尻が光ってるんです?そもそもそこが間違っているような気がするんですが?」
 理由は分からないが、彼…フレスコさんが待っていた冒険者というのはおそらくは私の事だろう。お尻が光る冒険者が虫を探しているというのは間違いで、お尻が光る虫を冒険者が探しているというのが正解の筈だ。普通だったら聞いた時点で間違いに気がつきそうなものだが、彼は頑として自分の意見を曲げない。
 「いや、この世の中では我々の理解を超えた事象がしばしば起こるものだ。世界の果てと言われるような海域では山のように巨大な蛸のような生物が船を襲うそうだ。この地中海でさえ、不思議な歌声が聞こえた途端に水夫共が自ら海に身を投げ二度と帰ってこなかったという話があるではないか。それを思えば、尻が光る冒険者がいてもおかしくはない。そうは思わないかね?」
 「全く思いません。」
 私がフレスコさんの言い分をばっさりと斬り落としても表情一つ変えない。相当な精神の鍛錬を積んでいるようにも見えるが、単に何も考えていないだけかもしれない。天才と馬鹿は紙一重などという言葉を思い出した。
 「随分きっぱりと言い切ったな。しかし確かにここでずっと待っていても埒が明かない。くれは殿を護衛対象に仕立て上げてギルドに報告するとしようか。」
 「護衛?」
 なぜ海事のギルドから私の護衛依頼が出ているのだろうか。理由が全く思い当たらなかった。彼が話すところによれば、私が虫の調査依頼を受けてセビリアを出発した直後にこの近辺で山賊の目撃証言が寄せられたのだそうだ。私に仕事を紹介してくれた依頼仲介人がそれを聞いて、慌てて冒険者ギルドとして正式に海事ギルドに依頼を出したのだという。
 「うむ。ギルドにはなんと報告すべきか…。尻が光る冒険者は見つからなかったが、尻が光る虫を探している冒険者がいたので当該人物を護衛したと正直に報告すべきか、それとも…。」
 「いやだから、お尻が光る冒険者というのが間違ってるんじゃないですか?絶対聞き間違いか何かですよ。お尻が光ってるのは虫ですよ、虫。」
 「いや、確かに私が受けた依頼では尻が光る冒険者だった。…くれは殿の尻は光ってはいないようだがな。」
 「私のお尻の話はもういいって何度言ったら分かるんですか。」
 妙な護衛がついたものだ。有り難いといえば有り難いが、この思い込みが激しいのはなんとかしてもらいたいところだ。この分では、南の海が煮え滾っているという噂話などもきっと本気で信じているに違いない。シャングリラも実在する都市だと言い張るだろう。
 とりあえずそういうところには目をつぶるとして、私はお尻が光る虫の調査の為オアシスに近づいていった。
  1. 2010/03/02(火) 21:54:30|
  2. 風の赴くままに
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