紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


本サイトは「STOP RMT!!」プラチナリボン運動に参加しております。
STOP!! RMT

プロフィール

多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
 IDは苦手意識が強いため主にフィールドを歩いている。
 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

カレンダー(月別)

10 ≪│2017/11│≫ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

最近のコメント

最近のトラックバック

最近の記事

カテゴリ

FFXIVプレイ日記 (37)
雑記 (67)
大航海プレイ日記 (396)
風の赴くままに (16)
バルシャで無寄港インド! (7)
くれは。世界を釣る! (13)
フィッシュハンターくれは。! (15)
管理人の大航海妄想劇 (4)
マビノギプレイ日記 (294)
イメンマハの水面に月は映える (13)
エリンを見つめる (52)

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

風の赴くままに その6

 今回の尻が光る虫探索の話なんですけど、途中まではノリノリで書いていたんですがなぜか途中から突然集中力が切れてしまいまして。後半のこの話はひょっとするとあまり面白くないかもしれません。
 で、書き終わった今気が付いたんですが(この前書きは話を書き終わった後に書いています)、ファルタさんが受けた依頼にあった「冒険者が向かった先で目撃された山賊」のことをすっかり忘れておりまして。もう書き直すのが面倒なのでこのまま載せてしまいます。運よく遭遇することはなかったということにしておいてください。
 さて次回はまた新しい脇役を登場させようと企んでいますが…。実は今書き物を書く環境がちょっとアレなので、3月末くらいまであまり書けなくなるかもしれません。あまり期待せずにお待ち下さい。

 私とファルタ・フレスコさんは日が落ちるのを待ってからオアシス周辺の探索を始めた。本来ファルタさんは私の護衛役なのだが、する事がないからと手伝ってくれる事になった。
 「なるほど。尻が光る虫なのであれば辺りが暗くなってからの方が探しやすいというわけだな。」
 しきりに頷きながら興味深々といった様子で草をかき分けている姿は元気そのものに見える。昼間の灼熱の下ひたすら私が来るのを待っていたというのに、疲れてはいないのだろうか。
 私はと言えば、小さい船でここまで来た疲労と昼間の熱波の影響で多少疲れを覚えている。加えて、日が落ちてからというもの急に冷え込み始めた。砂漠なのだからさぞかし暑い夜になるのかと思って何も羽織るものなど持って来ていない。少し身を屈めるようにして震えながら虫探しをしていると、ファルタさんが私のところへとやってきた。
 「どうした?寒いのか?まあその格好では寒いのも無理はないだろうな。砂漠は日中は暑いということはよく知られているが、夜になれば氷点下にまで気温が下がることは意外と知られていない。航海者であるならば、ましてや冒険者を名乗るのであればよく覚えておくことだ。」
 そう言うと彼は手にしていたそれを私の方へと差し出してきた。暗くてそれがなんなのか判別できず、目を凝らしてみる。
 「…見えないか?せっかく尻が光るのだからこの際明るくしてみてはいかがだろうか。」
 「私のお尻は光らないって何度言ったら分かるんですか!…まあそれはそれとして、なんですかこれは?」
 「上品な服ではないぞ。毛布1枚程度だが…何もないよりはましだろう。これでも羽織っておくといい。」
 私は彼の手から毛布を受け取るとそれを羽織った。寒いことには変わりないが、確かに何も羽織っていないよりは幾分か楽になった。私は彼に例を言って虫の探索に戻ろうとした。すると、オアシスの水辺に何か光るものが見えた。
 少しずつ水辺へと歩を進める。そしてその私の脇を、音もなく気配も感じさせないままファルタさんが足早に抜き去っていく。軍人として培った能力だろうか。見事な忍び寄りの術をこんな所で見ることになるとは思わなかった。
 水辺に近づくと、遠目には分からなかったがいくつもの光の点が見える。緑色に淡く明滅を繰り返す光点の一つに近づいてそっと手を伸ばしてみる。間違いなかった。黒っぽい虫のお尻が光っている。これが依頼にあった虫だろう。私は暗い中荷物袋から羊皮紙を取り出してその虫の詳細を記録した。簡単なスケッチも取っておいた。暗くてまともな字が書けているかどうかはよく分からない。しかし初めて冒険者として発見したこの美しい光を放つ虫は、忘れようとしても忘れることは出来ないだろう。
 私が記録を終えて立ち上がると、ファルタさんは終わったのかと声をかけてきた。私は終わりましたと返事を返し、二人連れ立ってオアシスを後にした。背後から月が出てきて私達の足元を照らし始めた。

 船着場には私のバルシャと、少し離れた所にファルタさんの船があった。彼の船は大きく、砲門が沢山並んでいる。なんという船なのかはよく分からないが、軍艦であることには間違いない。
 水夫達やうひょ副官の出迎えを受けながら、私は借りた毛布を彼に返しながら改めてお礼を述べた。
 「なんの、礼には及ばない。私はギルドからの依頼を全うしただけだ。くれは殿、あなたがこれから立派な航海者になることを祈っている。またどこかで会うこともあるだろう。」
 彼は直立して姿勢を正すと、私に向かって敬礼した。私も思わず彼に向かって敬礼を返す。
 「それでは私はこれで。良き風がくれは殿にも吹くことを。」
 そして彼は立ち去っていった。その後姿を見送っていると、うひょ副官が私にまたちょっかいを出し始める。
 「なあ…船長よ。あいつと二人っきりで今まで過ごしていたのかよ。っかぁー!俺もついていけばよかったぜ!」
 「何言ってんですか…暑いのはかったるいから船に残るとか言ったのは何処の誰でしたっけ?」
 「いや、そりゃそうだけどよ…。何もなかったか?何か変なこととかされなかったか!?船長の体を傷物にとかそんなことはなかったか!?」
 「なに嫁入り前の娘の父親みたいなこと言ってるんですか…。別に変なことはされていないですよ。彼は紳士ですからね、誰かさんとは違って。」
 「誰かさんって…誰だ?そんな奴いたっけか?」
 「くれは殿!」
 私とうひょ副官が不毛なやり取りを交わしていると、ファルタさんが振り返って大声で私を呼んだ。
 「くれは殿の尻が光るのは内緒にしておくべきだ!良からぬ輩があなたをつけ狙わんとも限らんからな!」
 「私のお尻は光らないって言ってるじゃないですか!いつまで引っ張るつもりですかそれを!」
 私が大声で叫び返すと、彼は踵を返してまた自分の船に戻り始めた。
 「……なあ…。なんだ、尻が光るって…。」
 「いや、もういいですその話は。……紳士なんだけどなあ、あの思い込みがちょっとなあ…。」
 月は大分昇ってきている。私達は自分達の船に乗り込み、出航した。私の初めての冒険の地となった砂漠の大地が少しずつ少しずつ小さくなっていくのを、私は船の上からいつまでも眺めていた。
  1. 2010/03/07(日) 21:53:35|
  2. 風の赴くままに
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<とりあえず一区切り | ホーム | 背筋に寒気を感じてはいなかった >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://fishingkureha.blog58.fc2.com/tb.php/643-3bd311bf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Twitter

FeedWind

RSS Feed Widget

カウンター


現在の閲覧者数:
無料カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。