紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
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風の赴くままに その10

 もうそろそろバルシャを卒業する頃かと思い、新しい船を造る話を書いてみます。何回も船を乗り換える話を書くのもアレなので、バルシャからいきなりアレに乗り換えます。
 もうそろそろ一人新しい登場人物を出す予定です。次回かな。この人物はあんまり目立たない存在になる危険性がありますが、そうならないように設定はしっかりしておかないといけませんねえ。

 私も少しずつ名前を知られるようになってきており、水夫達を引き連れて酒場に向かうと時々声をかけられたりする。初めのうちは自分も少しは名が上がってきているという事実に高揚感を覚えたが、そのうち浮かれてばかりもいられなくなってきた。
 というのも、いつまで経ってもバルシャで冒険をしているものだから、「バルシャの釣り番長」などという訳の分からない通り名で呼ばれるようになってしまったのだ。釣りは私の生き甲斐と言っても過言ではないから仕方がないとしても、いつまでもバルシャはさすがに肩身が狭いし水夫達も可哀そうだ。そろそろ大きい船に乗り換えてもいいだろう。
 そう考えて今日はリスボンの造船所へとやってきた。やってきたのはいいものの、船の種類を把握していないのでどう注文すればいいのか見当がつかない。しかし尻込みをしていても何も始まらないので意を決して造船所の親方を捕まえてみた。
 「ん?あんたは…バルシャの釣り番長だろ?噂は聞いているぜ。ラスパルマスまでバルシャで行ったんだって?」
 歳に似合わず悪戯小僧みたいな表情で親方は笑った。笑顔は屈託ないが、開口一番バルシャの釣り番長は酷過ぎる。それにしても噂が回るのが異常に速い。こんなに大きな街なのに、噂が知れ渡る速度はまるで小さな片田舎のようだ。船乗りなんて海のことしか頭にないのだろうか、船の噂話以外にする事はないのかもしれない。私は釣り番長を無視して話を切り出した。
 「あの、船を新造してもらいたいんですけど。」
 「なんだ、バルシャの新調か?バルシャ程度の船だったらいくらでも造ってやるぜ。…なんだよ、そんな怖い顔して?俺何かまずい事でも言ったか?」
 「いーえ、なんでもありません。バルシャ以外の船でお願いします。」
 「バルシャやめちまうのかよ?なかなかの名物船長になると思ったんだけどなあ…残念だ。んで、次はどんな船に乗るんだい?」
 避けては通れない質問がいきなり来た。どの船にするのか。私は少し悩んだのち、波止場に停泊していた船を見つけてそれを指差した。私が指差す方向を親方も見る。そこに一隻だけ停泊していたのは、私が憧れていた船、ガレオンだった。それを見て親方は肩をすくめて見せた。
 「いきなりガレオンか?まあ選ぶのはあんたの自由だが、俺はあまりお勧めしないな。ガレオンは確かに優秀な船だが、運用するにはそれなりの資金が必要になる。今のあんたにはまだ無理だろう。…そんなにあの船が好きなのか?」
 私はリスボンに上京してきてからはずっとガレオンを見ていた。大きくせり出した船尾楼、前に鋭く突きだしたバウスプリット、自らの存在をアピールする四角帆。そのフォルムは海を駆け巡る為に必要な機能美を備えていた。そんなガレオンにいつかは乗りたいと日頃から思って来ていた。
 私が質問に答えず黙ったままガレオンを眺め始めたので、親方も私の気持ちは察してくれたのか少し真面目な調子で話しかけてきた。
 「ガレオンではないんだが、あれによく似た一回り小さい船だったらあるぞ。」
 私が驚いて振り向くと、親方はさらに言葉を続けた。
 「ただし、その船の設計図はここらには出回っていなくてな、北欧の方まで行かなければその船を手に入れることはできん。どうだ?行ってみるか?」
 「行きます、すぐにでも行きます!」
 「ははっ、釣り番長といえどもやっぱり航海者だ。興味のある船の話をしたら途端に眼の色変えやがったな。そうこなくっちゃ。その船の名前はピンネースっていうんだ。アムステルダム辺りまで出向いて造船所で話を聞いてみるといい。」
 「親方、どうもありがとうございます!」
 「なんの。気を付けて行けよ。」
 私は急いでうひょ副官と水夫達に連絡を取り、招集をかけた。今度は北欧の街アムステルダムまでの航海となる。これでバルシャの釣り番長ともお別れだ。その上ガレオンに似た船も手に入れる事ができる。私の心は期待に踊っていた。

 翌日は早速全員港に集合し、出航準備に入った。リスボンを出航して一気にアムステルダムまで行くのは無理なので、大陸に沿って回っていく事になる。多少まどろっこしいが船がバルシャなのでいたしかたない。大きい船を手に入れたらビスケー湾辺りはショートカットして直線的に進んでいけるようになるのだろう。
 海図と睨めっこをしながら航海すること数十日、ようやくアムステルダムへと到着した。ここに来るためにオランダ語も勉強してきたし、準備は万端だ。地中海に比べてひんやりとしている空気の中港に降り立つ。街の中には運河が至る所に張り巡らされており、跳ね橋のようなものも見える。
 出航所役人に造船所の場所を聞いて行ってみた。国が変わっても造船所の雰囲気というのは大して変わる事がないらしい。
 「おぅいらっしゃい。何か用かい?」
 私に気がついてこの造船所の親方と思しき男性が応対に出てくれた。少し年期が入ってきてはいるが健康そのものに見える。私に茶々を入れてきたリスボンの造船所の親方を思い出した。私がピンネースの造船を依頼すると、親方は完成までに十数日かかると言ってきた。下手な家よりも大きい船を造るのにたったの十数日で完成してしまうのには恐れ入った。完成までこの街で滞在することとなった私達は、とりあえず酒場に向かって一杯ひっかけることにした。
  1. 2010/03/30(火) 22:58:51|
  2. 風の赴くままに
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