紅き葉は舞い落ちれど
管理人くれはのオンラインゲームプレイ日記です。現在ファイナルファンタジーXIVをプレイしております。


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多摩のくれは

Author:多摩のくれは
 どのMMOでもまったり過ごすことが信条。
 メインジョブが学者と黒魔道士、サブはナイトで、趣味は野良ヒール。
 IDは苦手意識が強いため主にフィールドを歩いている。
 自他共に認める天然なので、稀に意味不明な言動を取る恐れアリ。

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風の赴くままに その11

 実は今回の話、話の最後の方を書きかけで1週間近く放置しておりました。ちょっと最後の部分がうまく繋がっていないかもしれませんが、そういうことです。
 というわけで副官二人め。彼女は実際の私の副官としては3人目なんですが、2人目は事情により後の方で登場させようかなと考えております。また、本来彼女はアテネ辺りで雇えるのですが、ネーデルランド出身ということでアムステルダムにいることにしてしまいました。まあ、あまり細かいことは気にしない方向で。

 アムステルダムの酒場は港のすぐ近くにあった。船乗りたちの格好の溜まり場となりそうな所に店を構えているが、昼間に来たものだから普通に食事を取る人が数人座っているだけだ。私達は店の奥にあるテーブル席に陣取って酒盛りを始めた。昼間から酒盛りというのも考えものかもしれないが、小さい船で苦労して北欧までやってきたのだ。到着した日くらいは羽目を外すのも悪くはないだろう。
 程良く酔いが回ってきたところで改めて店の中を見渡した。そんな私につられて他の面々も店の中を見渡す。何人かの客が飲んだり食べたりしている中、この場には似つかわしくない客が一人混じっている事に気がついた。
 「なあ船長、あいつ…。」
 私と同じ事を思ったのか、うひょ副官が私に声をかけてきた。彼が言うあいつというのは勿論、この場に似つかわしくないと私が思った客のことだ。手にしたジョッキを傾けてその中身をこくこくと飲んではいるが、その容姿はどこからどう見ても10歳前後の女の子にしか見えない。
 「未成年…ですかね?」
 「ああ…それにしてもマスターが何も言わないのが気になるが…。ちぃと声をかけてみるか。」
 そう言ってうひょ副官は立ち上がり、女の子が座っている席に向かって歩き出した。彼女のすぐ脇で立ち止まると、うひょ副官は一瞬躊躇ったあとで彼女に声をかけた。
 「ん、あー、嬢ちゃん、ちょっといいかな?」
 嬢ちゃんという言葉を聞いた瞬間少しむっとした表情を表に出して、女の子はうひょ副官を見た。
 「なんですか?」
 「嬢ちゃんが飲んでいるそれは酒だよな?子供は酒なんか飲んじゃいけないんだぜ?マスターに頼んでミルクでも出してもらっどご!!?」
 うひょ副官が珍しく猫なで声で女の子を諭そうとした瞬間、彼女はいきなりうひょ副官の向こうずねを思い切り蹴とばした。さすがの体力馬鹿でも向こうずねを蹴られては涙が出るほど痛いらしい。弁慶の泣き所の所以だ。
 「あー、その子はな、そう見えても実は成人なんだよ。酒飲んでいても別に問題はない。むしろうちの儲けに繋がるからウェルカムだ。どんどん飲んでくれ。」
 途中から見ていたのか、カウンターの向こうからマスターが声をかけてきた。その表情がにやついている。きっと事の成り行きを黙って見ていたに違いない。意地が悪いというのはこういう事を言うのだろう。
 「マスターの言う通り、私はもう二十歳超えていますので。まったく、みんな私を子供扱いするんだから失礼してしまいますね。おかげで誰も私を雇ってくれないし…。」
 「雇う?」
 彼女が最後に言った言葉が気になって私は思わず聞き返してしまった。
 「私は測量術を身につけているんです。測量士として船に乗るのが夢なんですが、どの船の船長さんも私が子供だと思って雇ってもらえなくて…。」
 そう誰にともなく訴えながら彼女の視線が巡る。そしてその視線が私を捉えると、彼女はそのまま動かなくなった。嫌な予感がした。
 「あのっ。」
 褐色の瞳が私を捉えて離さない。例えようのない眼力が私の体を縛りつける。私の視線は不思議な引力に導かれ、彼女の瞳に注がれる。
 「水夫さんを引き連れているという事は船長さんなんですよね?私を副官として雇って頂けませんか?測量士としては勿論ですが、これでも料理は得意なんですよ。船内の食事は任せて下さい。あ、ええとお給金はですね…。」
 彼女が勝手に話を進めようとしていたところへうひょ副官がようやく痛みが引いたのか立ち上がった。
 「おいおい船長、いいのかよこんなの雇って?子供が船にいたって足手まといになるだけだッ!!?」
 言葉を最後まで言い切らないうちにうひょ副官はまた向こうずねを抑えてうずくまってしまった。おおかた、また蹴られでもしたのだろう。口は災いの元という言葉を知らないのだろうか。
 「私が成人だと信じられませんか?信じていませんね?」
 「え、いや、別に信じていないわけではありませんけど…。」
 「信じてもらえないのなら仕方ありません!証拠をお見せします。私が大人だという立派な証拠を!」
 そう言うが早いか彼女は椅子から立ち上がると、突然着ていたパイレーツコートを脱ぎ捨てた。そしてシャツの裾に手をかけ、それをぐいと上に引っ張り上げる。彼女のおへそが一瞬見えた時ようやく私は我に返った。
 「脱がなくていい!!分かりましたよ…そこまで言うのならコック兼測量士ということで雇ってあげます…。みんな、異論はありませんか?」
 水夫達は全員乾パンとビールから脱却できると皆一様に首を縦に振った。それに、見た目は子供だが一応大人の女性ということで多少嬉しそうでもある。ただ一人、うひょ副官だけは少し不満げであったが。
 「いえ、あの、測量士兼コックでお願いします。本業は測量士なのであって、コックはあくまでも趣味ですから…。」
 「どっちでもいいですよ…。とにかく、今新しい船を造ってもらっている最中なので次の出航はまだ先になりますよ。それでいいですか?」
 「はい!よろしくお願いします!あ、自己紹介が遅れました。私、リサと申します。」
 ピンネースが完成したら新しい水夫達も募集しなければならない。副官も一人追加となり、私の船は今までよりもさらに騒々しくなるに違いないと考えていた。
  1. 2010/04/01(木) 23:06:45|
  2. 風の赴くままに
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